
気づけば、一か月もたってしまいましたが、おかげさまで元気にしております。
子ども達とのワークショップはもちろん、文章を書いて、絵を描いて、企画書を書いて、講演をして、アトリエの内装工事、などなどいろんなお仕事をさせてもらいながら楽しく過ごしてます。
同時に、今月から新スタッフが入ったこともありまして、チームでやっていくことの面白さを実感しています。
そして、一人でできること・できないことの違いを理解して、地域に向けた活動やプロジェクトも、地域の魅力的な仲間達と色々やっていけたらと、ワクワクしてます。
と、そんな風に、僕のワクワクの矛先が自分の住んでいる地域に向かう理由の一つには、少し歳の離れた友人たちの存在があります。
今日は先日再会した、その中の数人達との話です。
僕が当時まだ学生で、造形のワークショップを仲間とはじめた一年目に出会った10人の子ども達は、当時小学1・2年生でしたが、今年の春はついに、そのほとんどが高校生となりました。
彼らとは年に一回、毎年集まっているのですが、
子どもメンバーが歳を重ねれば、僕や学生時代の仲間たちも年を重ねていくので、
結婚したり、親になるメンバーも当然いまして。
先日行った同窓会では、母親になった大人メンバーが、赤ちゃんを連れてきました。
その時の、赤ちゃんに向かう、こどもメンバーの眼差しがなんとも優しいこと、温かいこと。
1歳の赤ちゃんと向き合って、すごく楽しそうに話をしていました。
隣には、わが子と高校生になった、かつての子ども達との関わりを、信じて見守る母がいて。
それは、とても幸せな光景でした。

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また別の時には、高校2年生になった男子からメッセージがきました。
その内容は高校の学園祭の相談。
「学園祭で、中学生向けにゲストを呼ぼうと企画してるんだけど、にんにく(当時の僕のあだ名です。笑)はどう思う?教育の仕事をしてる視点から意見を聞かせてほしい。」
と。
僕も真剣に返しました。
「今の中学生のためにどうかという視点も大事だけど、中学生のときの自分が、そのゲストに会える企画があったら嬉しいか。という視点で考えるほうが、説得力あるし、面白くなると、俺は思います。お互いがんばろう。」
こんなやりとりをするようになるなんて、嬉しいものです。
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他にも高校生活を謳歌しつつ、役者としてもがんばっている友人や、
部活が休みの放課後に母校の小学生と遊びにきてくれたり、
ワークショップの手伝いにきてくれる中学生の友人や、
たくさんの歳の離れた友人がいます。
まだ、何十年もこの地で仕事をしているわけではありませんが、
それでも出会った子ども達は確実に大きくなっていて。
その育ちはどこで培われるかというと、当たり前ですが、この土地。
そのことを思うと、単純にこの地域を、もっと素敵な地域にしたいと思うんです。
そして、さらに数年後は、
この人たちと一緒にお酒を飲むこともあれば、
仕事をすることもあるのかと思うと、
その時はお互いかっこよく仕事をしていたいし、
お酒やお茶を飲むなら素敵なお店で飲みたいし、
ましてや僕がごちそうする日には「この店いいでしょ?」
なんて得意げに紹介したい。
だから。
この街を、もっともっと素敵な街にしたいなぁと思うんです。
子ども達のために、
ではなくて、子ども達も含めた、自分たちのために。
新年度も、地域に根差しながら、全国各地にワクワクをお届けしていきますので、よろしくお願いします(*^^*)