
さて、今日は恒例となりましたララガーデン川口さんでの親子工作ワークショップの様子からのリポートです。
一人の女の子が黙々と時間いっぱいつかって作り込んでいました。

聞けば彼女は保育園に通っていて、もうすぐ5歳になる女の子で、ふだんから工作が大好きなんだそうです。
そのびっくりするほとに集中している姿と、そばでニコニコと見ているお母さんの姿が印象的な二人でした。
そうして彼女のつくったのがこれです。

かわいい女の子が完成したのですが、特に足元をみてみてください。足のさきが細くシュッとしています。
これを見つけたお母さんのかけた言葉がまた素敵でした。
「なにそれ、バランス変よ。」などとは言いいません。
「この足の形はなあに?」
和やかに聞きました。
すると女の子。
「お姉さんのくつだよ。」
「、、ハイヒールか!なるほどね~。」
お母さんがわかってくれて、女の子も嬉しそうな顔をしていました。
ショッピングモールの工作イベントの一場面ですが、
この姿や作品からは、彼女が日常の生活の中で、どんなものをどんな風に見ているか、
何に魅力を感じたり、憧れたりしているのかが、ほんの少し伝わってくるように思いました。また、このお母さんの「娘が描いたものには、きっと何らかの意味があるのだろう」という丁寧で信頼のある姿勢が、きっと彼女の自信をより強いものにいてくれているのでしょう。素敵な親子のコミュニケーションのモデルの一つだと思います。
核家族が中心で、家庭の孤立化が進み、世代間での子育ての伝承もなくなっている
なんていう定説や、その中での子どもの育ちにおけるネガティブな状況はたくさん聞くけれど。
今を否定しないままに、もっと明るくなるような仕組みを、機会を実践していけたらと、僕は思います。
シンプルな理想かもしれないけど。
家族が孤立しがちな時代ならば、街のほうが=周りの人たちのほうが、今までよりほんの少し(たぶんほんとに少しでもいい。)、子育てにより理解をもち、関心をもてば、子どもたちの環境は大きく変わるように思います。そのためにはどんなアクションがあるだろう。
保育園や幼稚園、学校だけでなく、
近所の公園、施設にお店、家族で行くちょっとしたお出かけ先
色々なところで、色々な人たちに支えられて、子どもが育っていけるまち。
僕もできることを、がんばります。
参加してくれた皆さん、いつも呼んでくださるララガーデン川口さん、ありがとうございました(#^^#)