コトリエ幼児クラスからのリポートです。
みなコトリエに着くなり、それぞれの工作を始めたので、
それならばと、僕も先日報告した雑誌の造形ページのアイデアを、子どもたちの中に混ざって、ノートを広げて考えていました。
すると、自分の工作にひと段落したりーちゃんが興味をもって聞いてきました。
「なにしてるの?」
「いま、水を使った工作のアイデアを考えててさ。どんなの作ったら楽しいか考えてたんだよ。」
「どれどれ?」
えんぴつをとり、僕のノートに向かうりーちゃん。
アイデアを考え、ノートに書き、そのアイデアをやったらどうなるかを二人で話してイメージを膨らまセル。さらに考え、また書き、話して、考える。それだけで気づけば30分。
もはや、ただの企画会議です。
そこから、残りのわずかな時間で、りーちゃんは一気に会議の内容をふまえた試作を完成させました。
そんなりーちゃんの反応も後押しをして、検討中だった実際の内容も確定したのでした。
コトリエに、先生はいません。
集まっているのはみんな、「作ることが好きな人」です。
だからこそ、ここに生まれる、正解や優劣のない空気、
一人一人が対等なムードを、これからも大切にしていければと思います。
りーちゃんとの会議、そして試作品が最終的にどんな形になったかは誌面をお楽しみに。
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