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「こどもっていろいろわかってる」と思う話

donatsu.exblog.jp

「6歳との企画会議」

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コトリエ幼児クラスからのリポートです。

みなコトリエに着くなり、それぞれの工作を始めたので、
それならばと、僕も先日報告した雑誌の造形ページのアイデアを、子どもたちの中に混ざって、ノートを広げて考えていました。

すると、自分の工作にひと段落したりーちゃんが興味をもって聞いてきました。

「なにしてるの?」

「いま、水を使った工作のアイデアを考えててさ。どんなの作ったら楽しいか考えてたんだよ。」

「どれどれ?」

えんぴつをとり、僕のノートに向かうりーちゃん。

アイデアを考え、ノートに書き、そのアイデアをやったらどうなるかを二人で話してイメージを膨らまセル。さらに考え、また書き、話して、考える。それだけで気づけば30分。
もはや、ただの企画会議です。

そこから、残りのわずかな時間で、りーちゃんは一気に会議の内容をふまえた試作を完成させました。
そんなりーちゃんの反応も後押しをして、検討中だった実際の内容も確定したのでした。

コトリエに、先生はいません。
集まっているのはみんな、「作ることが好きな人」です。
だからこそ、ここに生まれる、正解や優劣のない空気、
一人一人が対等なムードを、これからも大切にしていければと思います。

りーちゃんとの会議、そして試作品が最終的にどんな形になったかは誌面をお楽しみに。





by doughnut-official | 2017-03-08 07:45 | コラム・エッセイ
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