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DONUT WORKSHOP REPORT

donatsu.exblog.jp

「見立て遊びと生活のつながり」

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夏からはじまった子どものアトリエ、コトリエも年内最後の回が終了しました。
今日は親子クラス、1歳10か月のトモくんの様子からリポートです。

えのぐで遊んでいたとき
手元に集まったえのぐのチューブたちを見て、ある発見をしたトモくんのひとことです。

「じゅうたいしちゃった。」

チューブの集まりを、車の渋滞に見立てたのでした。
そうして今度はお母さんと一緒にチューブを交通整理する遊びがはじまりました。

この見立てが、なんともトモ君らしいんです。

というのも、彼はバスが大好き。
コトリエの行き帰りもバスに乗れる日は嬉しそうにしていて、
その様子を私たちスタッフも何度も見ていました。

そんな彼の

「じゅうたいしちゃった。」

バスに乗っているトモくんとお母さんの光景が浮かんできて、
なんだかこちらまでワクワクしました。

子どもの見立てを
「かわいい。」
と言ってしまえば話は終わってしまいますが、少し真面目に整理すると、これは日常生活の体験から得た情報が、遊びの中で知識に昇華した一場面といえるのではないかと思います。

こんな姿を見せてもらうと、
年齢問わず子どもたちは生活の中で、

何を見て、
何に出会い、
何を感じ、
いかに解釈するか、
という活動を相当真剣にやっている人たちなのだということをあらためて実感します。

本当に面白いです。

******

もう一つ、コトリエで大切にしたい視点についても紹介します。

今回の活動の中で、
私たちスタッフやトモくんのお母さんが、
「絵具で絵を描くことがゴール」
「絵具で描く体験に意味がある」
などと目標や目的を設定してしまっていたら、
彼のこんな姿は見られなかったでしょう。

なぜなら、彼が箱からチューブをどんどん出していていった時点で、
「ほら、描こう。」
「使う分だけだそうね。」
などと誘導の声がかけてしまうからです。

そんなのもったいない。

やる。
やらない。

それは、ちゃんと本人が決めますし。

その都度、
その瞬間、

自分が一番面白いことを見つけて、行動するのが子どもたちです。

私たちスタッフは、
お母さん・お父さんたちと一緒にそのことを信じて、
ゆっくりのんびり楽しめる空間を作っていければと思っています。

こどものアトリエ、コトリエ、来年もよろしくお願いします(*^^*)
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by doughnut-official | 2015-12-20 06:57 | 親子のWS
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