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DONUT WORKSHOP REPORT

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「子育ての話ではなく、育てられた子の話」

今日は、新たなフィールドからのご報告です。
埼玉県は熊谷にある産院、さめじまボンディングクリニックさんのパワフルマミーの会と、行田のよっぴーママの会(仮)にて講演させていただきました。
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僕が色々な親子との出会いを通して整理した親子の遊びのこと、今の子どもの環境のこと(例えば、子育て中のスマホや、今のおもちゃについて気にしておきたいことなど)、そして僕が魅せてもらった子ども達の魅力などお話しさせてもらいました。


子育てサロンなどは、親子にとってお友達と交流できたり、親子ともにリラックスできる場所としての良い面もたくさんありますが、
その一方では内心、歳の近い子同士の集まりなので、ついついわが子と他の子を比べて、一喜一憂してしまうということもあるようです。

そこで、僕からはわが子を比べない子育ての視点というのを話させてもらいました。

*****

僕自身は子育てをしていないのに、なぜ子育ての話をさせてもらうのか。
そのただ一つの根拠は、自分が育ててもらったからなのだと思います。

*****

子ども時代
母は僕が毎日作るから、毎日部屋に増えていくガラクタ工作を見ても、
「好きねぇ。」
といって僕が飽きるまでそれらを片づけないでいてくれました。


高校時代
学校のテストの正しい受け方とは、
自分の現状(当時はラグビー部に入り、部活のために学校にいっていたので授業はほとんど聞いておらず、わかりませんでした。)が正確に先生たちに伝わることだ、そうでないと、自分が本当に勉強しようと思ったときに自分の理解度を誤解されてしまう、という理屈(屁理屈?)のもと、まったく勉強をせず学年ビリ(特に英語)をとり続けていた時も、
「なるほど。そういう考えがあるのね。」
と言って面白がってくれていました。


大学四年生の就活時期
僕が就職をせずに、自分でこの仕事を作ると話した時も、
「自分がそう思ったなら、やってみればいい。」
といってくれました。

****

浪人生時代、第一志望の不合格発表の帰り道に、僕は母に電話でこんな報告をしました。

「~大学、落ちちゃったよ。でも縁がなかったということで、受かった大学でがんばるよ。
そして、その大学で一番面白い大学生になる。」

今思いかえすと、いいのか悪いのか切り替えが早すぎますし、
そもそも「一番ってなんだ?そんなのないぞ。」と突っ込みを入れたいとこなのですが、、笑

その時も
「そうね。」
と笑って聞いてくれていました。

それから三年後、大学四年生の時のことです。

僕は、ワークショップを仕事にできないかと模索して仲間達と活動をしながら、
同時に、地域の中で「近所迷惑な大学生」という評判も少なくなかった僕たち学生が地域と楽しいつながりがもてないかと、交流をコンセプトにパレードを学園祭で企画しました。

企画内容は単純なもので。
地域の子ども達がワークショップで作ったみこしで学内や学校周辺を練り歩いたり、
その子ども達を先頭にして、学生や地域のサークルのおじちゃん・おばちゃん達のグループを作って、パレード。最後は、地元の盆おどりやフォークダンスをごちゃまぜにして楽しむというものでした。
企画はおかげさまで成功に終わり、総勢400人もの子どもに若者、おじちゃん・おばちゃん、じいちゃんばあちゃんが集まってパレードを楽しんでくれていました。
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その日の夜、パレードを見に来ていた母から電話がかかってきました。

「今日はおつかれさま。大学に入る時、お母さんにいったこと覚えてる?」

なんだっけと思い出そうとする僕に、母は続けました。

「今日のあなたは、あの大学で一番面白い大学生だったとお母さんは思うよ。」

親バカなのでしょうが、こんな母でした。

*****

僕はまだ子育てを経験していません。
だけど、育ててもらった経験はあります。

僕には得意なこともあれば、不得意なこともありますし、
むしろそっちのほうが多いのですが、
それでも僕は、こういう自分がけっこう好きです。
幸せの定義は人それぞれでしょうが、僕はなかなか幸せです。
こうして言葉にして書いてしまうとなんとも恥ずかしいことですが、

自分のものさしで、今を幸せに感じること。
自分を自分で好きだと思えること。
自分を自分で信じられること。
つまり自信。

その土台をつくってくれたのは、
僕を面白がり続けてくれた、信じ続けてくれた母の存在なのだと思います。

なので、子育ては僕にはまだわかりませんが、かわりに、育ててもらった子の一例を紹介させてもらいました。

****

参加してくれたママさんたちへ

きっと子ども達はこれからたくさんの出会いと環境の中で、
嬉しいことや楽しいこともあれば、辛いことや落ち込むこと、時には理不尽なことも、色々あるでしょう。
だけどそれらを親がどうこうすることはほとんどできないし、
もしかしたらしなくていいことでもあるのかもしれません。
本人にとって何がプラスで何がマイナスかなんて、他人が決めるられものではないですもんね。

だけど、親にできる一つとして。

信じる。

というのがあるのは確かだと思います。
信じるというのは、例えばわが子が

どんなことができても、できなくても、
何かが誰かより早くても、遅くても、

そんなこと一切関係なく、
「好きよ。」
と、思ってくれること。

自分を丸ごと信じてくれる存在は、いくつになっても百人力です。

参加してくれた皆さん、そして企画してくれた役員の皆さん、まなみママ、あきママどうもありがとうございました(*^^*)
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by doughnut-official | 2014-11-11 18:02 | 研修会・講演
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