栃木県はつるた保育園さんにてワークショップをやってきました!
つるたさんは昨年は職員の研修で呼んでいただいたのですが、今年は子どもたちと年間を通してのワークショップをさせていただくこととなりました。
第一弾はオリオン通りに飾るフラッグづくり!
最近園の子どもたちの中で宇宙の話がよくでているとのことから、宇宙をテーマに絵を描くことにしました。
最初はロケットや宇宙人、星からはじまって、しだいには自分の好きな生き物、宇宙で食べたい物、見たい風景などみんなの好きなモノがどんどん描かれていきました。
宇宙と考えると、ついつい自分たちの世界にはないようなものをイメージしますが、自分たちの世界すら宇宙の中にあるんだよなぁなんて思うと、子どもたちの絵に素直に納得なのでした。
さて今回は、そんな子どもたちの魅力的な姿に後ろにいた、素敵な大人たちをリポートをしようと思います。
保育の価値基準
今回のワークショップをやるにあたって、打ち合わせ段階から先生と一緒に話していたことがあります。それは「完成品がどんな風になっても、子どもたちのありのままでいきましょう。」ということ。
みなさん、ちょっと考えてみてください。
自分の子どもの絵が飾られる。
自分のクラスの子どもたちの絵が飾られる。
人の目に触れる作品となると、周りの目や評価を気にする人も少なくないのではないでしょうか。
そんなことを思うと、つい誘導的になるものです。
あらかじめ大人で構図を決めておいたりとかして。
その方が、パッとみは整っていますから。
でも、子どもたちの「今」という瞬間の爆発的なエネルギーは薄れてしまうように思います。
だって
「この場所に、このくらいの大きさで描こうね。」
と言われて描くのと、
「好きなところに、好きな大きさでどうぞ。」
と言われて描くのでは、やっぱりワクワクの大きさが違いますもんね。
それで、つるたさんとの打ち合わせはというと、素敵でした。
何を描くかも、
どのくらいの大きさで描くかも、
何個くらいの絵を描くのかも、
全部子どもたち一人ひとりのありのままで行こう!
と。
そういう子ども達の姿を大切に保育をしているんだ!
と。
こんな思いを共有してはじまったワークショップ。
子どもたちは本当に楽しそうに描いていました。
最後に、主任先生が言いました。
「子どもたち、とても楽しそうでした!こんなにも描くなんて、みんなすごい!よかった!」
こうした表現の時間に価値があるかどうか
その一番の基準は、大人の好みで評価する、作品の出来栄えではないのだと思います。
子どもたち自身が夢中になる姿や、素直な笑顔がいっぱい見られるかどうか。
僕はこれだと思います。
今回、子どもたちが描いた作品をどう思うかは、見る人それぞれの好みでしょう。
でも、子どもたちの一人ひとりの笑顔やエネルギーがすさまじかったこと。
そして、その子どもたちのそばには、子どものありのままの「今」を大切にしている保育士たちがいるということ。
この二つのことは、きっと皆さんにも伝わることと思います。
つるた保育園のみなさん、ありがとうございました(*^^*)