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DONUT WORKSHOP REPORT

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保育士研修「目に見えないプロセスの大切さ」

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はっ!少し気を抜いたら、一週間ぶりの更新となってしまいました。
コツコツお伝えしていかなくっちゃ。

さて今日は栃木県はつるた保育園さんでの職員研修をリポートさせていただきます。

こちらの園ではふだんから廃材を集め、材料コーナーを教室に常設し、子ども達が好きなときに作って遊べるようにしているとのことでした。
子ども達一人ひとりがそれぞれの気分で、それぞれのタイミングで「作りたい!」と思ったときに作れる環境があるというのは、素晴らしい環境づくりだと思います。

こんな風にすでに子ども達ののびのびとした土台がある園さんでしたので、今回は先生たち自身にもたっぷりと遊びの「プロセス」を感じてもらいながら、子ども達の目には見えない心の動きや、想像するアイデアの面白さについて共有しあいました。
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「プラスチックのケースを指でおしたら音が鳴るのが面白かったので、これをボタンにしてレジスターを作りました。」
とA先生。
素材に触れ、音のなる面白さからアイデアが生まる感覚です。

「はじめは車を作ろうと思ってガラクタをくっつけていたのですが、途中でカメラが浮かんじゃったので、カメラにしました。」
と、こちらはB先生。
最初のアイデアが制作途中でも変化する柔軟性、ものづくりの気軽さ・楽しさです。

まるで子どものような気づきや、手順。
先生達の気づきを聞いていると、それだけで普段どんな風に子ども達を見て、どう受けとめて面白がっているか、その視点の幅の広さが伝わってきました。


一般的に子ども達の制作の場面において、大人達が子ども達を「作る子」「作らない子」という二つにわけて見ていることは少なくありません。

ですが、その「作る」の姿の中には、
最初から思った通りに作る、途中でプランを変更して作る、友達のアイデアに共感して作る、、色々あるんです。
「作らない」もそう。
じっくりアイデアを考えているから作り出さない、イメージがわいてないからつくり出さない、もう少しみんなの様子もみていたいから作り出さない、、色々あるんです。


子どもの数だけ思いがあって、子どもの数だけ心がある。
だから、そんな子ども達一人ひとりを前にして、
いかに大人が自分の感覚にあてはめてみないかが大切。
一人ひとりを受け止めて、一人一人に返していきたい。


そんなことを先生たちと確認しあいました。そして、、

この目には見えないプロセスの価値をしっかりと親御さんに伝えていくことこそが、
子どもたちがこれからどんな教育観の中で育ちの時間をはぐくみ、どんな未来を描いていくかの、大きな鍵になるのではないかと。
そんなことを伝えさせてもらいました。

予定二時間のところが、なんと三時間にまで延長した研修会。
先生たちとの思いが響きあったからだと思います。

現場だからこそできること。
外からの支援だからこそできること。

協力しあって、ますます素敵な保育環境を作るお手伝いができたら、僕も嬉しいです。
つるた保育園さん、ありがとうございました。
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by doughnut-official | 2012-10-27 12:55 | 研修会・講演
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