子どもの感性
自分の選んだ石ころを磨いて絵の具でペイントし、宝石にして値段と題名をつけて宝石屋さんをひらくというワークショップをやったときのこと。
小学3年生の男の子がただひたすら石を磨いていました。僕が「絵の具でペイントしていいんだぜ」といっても「うん」といったままずっと磨きつづけていました。その間2、3分くらいでしょうか、黙々と磨き続け彼が「できた!」といってショーケースにおいた石には何の色付けもされていませんでした。僕は「あれ?」と思いながら題名と値段を見てビックリ。
「変わらない石 1000円 」
やられました。
まるで、石の見た目の美しさではない、もっと内面の魅力、
質感とか重みとか、
「ただそこにある」という存在そのものに魅力があるのださえ言っているかのようなタイトル。
そしてこの値段のつけ方。
子どもの感性ってすごい。