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DONUT WORKSHOP REPORT

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「わかりやすい結果やゴールに慣れない」保育園ワークショップリポート

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時間は前後しますが、通年で造形を担当させてもらっている、つるた保育園さんでのワークショップが、今年度最後でした。
 
最後のテーマは、夢の世界づくり。
といっても、みんなで協力して世界を作ろうというのではなく、それぞれが自由に好きなものを描き、作り、集まれば、それは夢の世界っていえるかもね。という展開です。
 
子どもたちはみんな好きなように絵を描き、物を作り、それで遊び、また描いて、大盛り上がりでした♩
この様子、簡単そうで、実はものすごいことをやっているのだと思います。
 
なぜなら、共通のゴール、着地点がないからです。
大人の研修会では、こういう展開のワークショップは、まず盛り上がりません。
戸惑ってしまうからです。
何をしたらいいのかわからなくて。
最近は、子どもの中にも戸惑う子は増えてきているように思います。
 
でも、今回のワークショップで、子どもたちは戸惑いません。
自分の好きなことをわかっているから。
自分で自分の着地点を見つけられるから。
悩む時間や失敗も当たり前のことだと思っているから。
 
みんなそれぞれに夢中で、
時々友達とつながって、離れて、
その姿がたくましく、魅力的です。
そのまま、まとめのないまとめで、それぞれに着地して、おしまい。
最後にぴったりのワークショップとなりました。
 
*******
 
こうしたまとめのない活動の価値というのは、一見わかりにくいものです。
しかし、わかりにくいことは、価値がないことではありません。

また、わかりやすいことに慣れすぎ、わかりやすいことだけが一つの正解のように思ってしまうと、わかりにくいことの価値を自分で咀嚼したり、着地したりできなくなったりもします。
 
そこを、どう踏ん張れるか。
 
子どもの育つ時間において、
わかりやすい結果を出すことばかりにとらわれず、体験そのものを、プロセスを、大切に実践していくには、それらに対する保育士の見方と咀嚼力が欠かせないのだと思います。
 
さらには、その見方を保護者に伝えることが欠かせないのだと思います。

*******
 
年少から三年間、楽しく過ごさせてもらったさくら組のみなさん、ありがとうございました。
そして、こうした考え方に共感し、保護者のみなさんに毎回お便りで伝えてくれた先生たち、ありがとうございました。

新年度もよろしくお願いします。
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# by doughnut-official | 2017-02-21 11:23 | Comments(0)

「勝手にやればいいのよ」

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運営しているこどものアトリエ、コトリエ小学校クラスの様子からリポートです。

小学生クラスの時間中、通りがかりのお母さんがチラシをもらいに来ました。
その様子を受けての、4年生のナーちゃんの話が面白かったのでリポートします。

「私もね、学校で友達にコトリエのこと話してるよ。」

とナーちゃん。

そうなんだ。嬉しいねぇ。
スタッフが言うと、ナーちゃんが続けます。

「こないだもね、ナー、コトリエに工作しにいってる。って友達に話したらさ、友達が

どうせ何か教えてもらって作るんでしょ。

っていうからさ、

えー違うよ。
勝手に材料選んで、
勝手な作り方で、
勝手に作って、
勝手に完成したら、
勝手に見せびらかして、
勝手に持って帰るだけだよ。

って言ったの。
そしたら、友達が

えー!最高じゃーん!

って言ってたよ。」

ナーちゃんの友達への説明が、
そこまで言わなくてもとツッコミたくなるくらい、「勝手に」のオンパレードで笑ってしまいました。

言葉としては少し乱暴ですが、笑
勝手にというのは、丁寧に言い換えれば、
「自分の判断で」という意味であり、
また、「勝手に」というニュアンスの中には、他の人の意識は関係ないという意識が現れています。

教わるから作るわけでもなく、

周りが賞賛してくれるから満足なわけでもなく、

自分の感覚と判断で、

勝手に作って、勝手に完成して、勝手に満足したら、それで帰っていくコトリエの子どもたち。

ナーちゃんのお友達のセリフを借りちゃいます。

最高じゃーん。
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# by doughnut-official | 2017-02-17 09:04 | Comments(0)

遊びの価値についてとアクティブラーニングの雰囲気について少し

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子ども達の考える、作る、遊ぶはつながっています。
この三つを言い換えるならば、想像し、具現化し、現実化する、活動ともいえるでしょう。
そんなことを思う、コトリエの小学生クラスからのリポートです。

*****

「考える、作る、遊ぶはつながっている」

コトリエ小学生クラスのリポートです。
最近、三年生の彼が毎週続けているのがボードゲームの制作。

迷路、すごろく、サイコロ、ルーレットetc

自分が経験した遊びの様々な方法を活用しながら、ゲームを作っています。

市販のゲームとの決定的な違いは、ゲームバランスの甘さ。

そして、それこそが面白い。

最初は、ただコマを強くしよう、ただ面を難しくしよう、そんな思いで作っていました。

でも、実際に遊んでみると、というか試してみると、ただ強く難しいだけでは、つまらないことに気づきます。

そうしてはじめて、修正し、少しずつルールが洗練されていく。

これって、ゲームを作ってる大人達がやってることと、本質は変わらないように思います。

売り上げでも、評価でもなく、「自分が面白い」だけのために、こんな高度なことを真剣に、それも力まず平然とやるのですから、すごいなぁと思います。

いくら時間があっても足りないわけです。

*****

まだまだ、「遊び」は「勉強」より重要度の低い活動だと捉えている人が、実は教育や保育の現場にいる人ほど多いように感じます。
ですが、遊んでいる中で、起きている知的な活動レベルの高さ、そしてその質の多様さ。
さらには、それを評価のため、利益のため、ではなく、自分の満足のためだけに続けられるすごさ。
それらは、結果型、そして他者評価型の勉強ではなかなか培うことはできないように思います。
現場は、もっともっと見直した方がいいと思う、子ども像と遊びと学習観です。

p.s.
一方では最近こそ、アクティブラーニングという言葉が多用されていますが。そもそも、そういう言葉の取り入れ方が従来の勉強的というか、そんなことを思ったりもします。

わざわざアクティブラーニングというまでもなく、保育も、教育も、研修で教わったり、上や有名な研究者が言うから取りいれるのではなく、ちゃんと目の前の子どもたちのことを見ながら、育つことや、 学習について、考えたり、解釈したら、「学習って、最初からそういうものでしょう」と思います。

もちろん、あえてわかりやすく言葉にすることで、より社会が変化していくように、という意味で取り入れられているとも思いますし、必要なことなのかなとも思いますが。

安易に、至る所で、アクティブラーニング、みたいな雰囲気は、アクティブラーニングの本意ともずれているんじゃないかと思っています。
アクティブラーニングという言葉を聞くときに
「学習ってほんとはそういうものだよね」
という声より
「これからは、アクティブラーニングだ!」
っていう声が多いように感じて、なんとも。

アクティブラーニングという定義によって子どもたちがそれぞれ主体的に学ぶ環境が充実していったら、それは面白くなるだろうなぁと思うからこそ、違和感を追伸しました。
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# by doughnut-official | 2017-01-30 09:55 | コラム・エッセイ | Comments(0)

療育センター合同研修会リポート

「子育ても、保育も、教育も、療育も、大切なことの根っこは変わらない」
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名古屋市は東部地域療育センターぽけっとにて、市内の施設職員さんの合同研修会にお呼びいただきました。

今回は、療育センターや児童デイなど、障害のある子どもたちとの関わりを専門とする職員さんの研修会でしたので

○保護者理解・対応の視点をふまえて、子ども達を取り巻く環境、さらには保護者を取り巻く社会と背景についての整理と課題

○発達の障害を問わず、様々な子どもの育ちに関わる上で大切なポイント

この二点を切り口に色々とお話しさせてもらいました。

僕は現在、障害のある子ども達だけを中心に仕事をしているわけではありませんが、逆にいえば、ふだんから当たり前に、園で、学校で、街の中で、ワークショップを通して出会い、関わらせてもらっています。

なにより、僕自身がこの仕事、体験型のワークショッププログラムをメインとして事業をはじめたルーツは、学生時代に障害のある子ども達とのサークル活動やキャンプリーダーをさせてもらう中で、学校教育以外の教育の形や、体験活動の魅力に出会ったことにありました。

また、その縁から、仕事として、九年間、茨城県内の発達障害の子ども達の親子キャンプのディレクターを、同時に埼玉県内の障害がある子ども、親のサークルの交流会も10年にわたり担当させてもらっていました。

そうした経験もふまえて、今考えていることは、きっと専門をとわず、職員さん達にも通じるだろうと思い引き受させてもらいました。

内心、どこまでお伝えできるのかというのはドキドキしていましたが、おかげさまでご好評いただき、各所から「今度は施設内研修を」と、嬉しいお声をたくさんいただきました。(少しだけ感想をご紹介します。写真をお読みください。)
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今回の研修を通して、皆さんのリアクションから確信したことは、子育て、保育、教育、療育、そのカテゴリーは関係なく、大切なことの根っこは、変わらず大切だということでした。

また学びあいましょう!
ありがとうございました(*^_^*)
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# by doughnut-official | 2017-01-18 07:33 | Comments(0)

新年のご挨拶

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あけましておめでとうございますm(^^)m

今年は、子どもたちとのワークショップをはじめて10周年を迎えます。
これもひとえに、皆さまとの出会い、応援、サポートのおかげです。ありがとうございます!

今年も企画やワークショップ、研修会などなど、どれもいっそう励みつつ、加えて、10周年ということで、これまでのたくさんの出会いと実践をまとめる記念のプロジェクトも行いたいと思っています。

みなさんとも一緒に楽しむことができたら嬉しいです。
本年もどうぞよろしくお願いします。 
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# by doughnut-official | 2017-01-09 06:52 | Comments(0)