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DONUT WORKSHOP REPORT

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「見立てやごっこ遊びの面白さ」

こんにちは。
今回は、ホームタウン越谷の親子講座からリポートです。
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定番となりました新聞紙を使った造形遊び。
にぎって、丸めて、やぶいて、貼って、折って、描いて、、偶然もまざりながら、生まれた形を見立てて遊びましたよ。
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おにぎり
おだんご
おさら
ドライヤー
ぼうし
にんぎょう
とんぼ
ねこ
ひこうき

などなど、一見まるめただけの新聞紙たちは、
子ども達一人一人の興味、関心、生活を土台に、想像の力で大変身したのでした。

毎月講座を開催しているスタッフさん達も驚くくらい、
みなさん1時間半たっぷり、、ひたすら新聞紙で盛り上がっていましたよ。
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さて、今日はこの見立てについて少し。

見立てるとは、自分が得た情報を、頭の中で整理し、もう一度自分なりに再現すること。つまり、情報を使うということです。

そこで思いました。
大人にも、自分が知った面白いことはすぐに他人に話したくなったり、
新しく知った方法なんかはすぐにためしてみたいっていうのありますよね。

もしかしたら子ども達の見立て遊び、ごっこ遊びの面白さの中には
なりきって遊ぶ面白さの他にも、自分が取り入れた情報を使う面白さというのがあるのかもしれません。

ぜひお家でも、身近な色や形に、想像を膨らませながら、遊んでみてくださいね。

*****

と、ここで話は変わりますが、もう一つ。
僕が使った「かもしれない」という言い方についても少しだけ説明したいと思います。

「かもしれない」という表現では、
「説得力に欠ける」と感じた人がいるかもしれません。

たぶん、
「子どものごっこ遊びには、自分が取り入れた情報を使える面白さがあるのです。」
といったほうが、読んで「なるほど」と思ってくれる人は多いでしょう。

講演などでお話しさせてもらう時も、
「僕は~と思います。」
という言い方でお話しをすると、
「講師のなのにあいまいな言い方をしないで。」と抵抗をもつ人がたまにいます。

しかし、僕はあえてそう言うようにしています。
なぜなら、僕がブログや講演で話させてもらう子どもの視点や推論は本人達が言ったことではないからです。
(0、1、2歳はとくに言葉では言わないでしょうし。)

お話しさせてもらうには、もちろん僕なりに、年間で何千人というたくさんの子ども達に出会わせてもらい、色々な姿を見せてもらったうえで、推察し、考察し、整理したことを話しています。
だけど、それは、

子ども本人が言ったことではない。

僕はこのことを忘れてはいけないと思っています。

それは、たとえ現場のベテラン保育者であっても、有名大学の研究者の論であっても同じです。

大人が語るどんな子どもの視点や論、メソッドも、それはあくまで大人の推察・考察であって、子ども本人が言っているわけではない。

「子どもは~なのだ。」
「子どもは~すると豊かに育つ。」
「子育てには~が良い。」などなど

誰かががスパッと言い切って「答え」をくれると、
聞いている側は自分で考えなくていいから楽ですし、気持ちが良いです。
言う方も、相手が「なるほど。」といってくれると、なんだかもっと正しい気がしてきて、ますます勢いがでます。
そうして堂々と「答え」を発言している人の方が、親や保育現場から喜ばれて、人気の専門家になる、といった変なサイクルが生まれていたりします。

でも、ほんとは答えなんてない。

一人として同じ子どもはいないのだから。

だから、どれほどの子ども達に出会い、
どれほどの経験から自分なりの視点や論が生まれたとしても、
そして素晴らしい学びや知識を得たとしても、

いつだって一番大切なのは、
目の前にいる子どもに対して、

何を考えているかな。
何を感じているのかな。
何が面白いいのかな。
何がイヤなのかな。

などと想像し、考え続けることだと、僕は思います。

参加してくれた皆さん、ありがとうございました(*^^*)
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by doughnut-official | 2014-10-20 12:41 | 親子のWS | Comments(0)

「夏休みのWS・講座のご報告」

お久しぶりです!
夏休みの報告をと思っている間に、気づけば10月も中盤になってしましました!
今年も残り2か月、できる限り報告していきたいと思いますので、よろしくお願いします(^^)

まずは夏休みの様子を一気にリポート!
次回からはまた詳しく書いていきますね。

前回の未来アート工房の後は、千葉県市川コルトンプラザで行われた夏休みイベント、絵本パラダイス2014に呼んでいただきました。
新種の昆虫たちを作って遊びましたよ。
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つづいて、埼玉県は川口のララガーデンさんにて、こちらも新種昆虫が続々誕生しました。
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お盆はというと、季節はずれのこいのぼりを作っていました。
子ども達と楽しむオモシロこいのぼりを色々考えましたので、詳しくは、来年春に発売のひろば4月号(メイト)をお楽しみにしていてくださいね。
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つづきまして、こちらは一年ぶりの再会。
栃木県は高根沢にある陽だまり保育園さんでの二日間です。
一日目は卒園生の小学生達とのワークショップ、そして二日目は子育てサロンにて親子講座をさせてもらいました。
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保育園時代と変わらない子ども達の真剣な姿が嬉しかったです。
子育て講座もおかげさまでご好評いただき、次回は園の保護者向けに講演させてもらうことになりました。
そしてもう一つ、こちらの園では数年前、園舎に壁画を描かせてもらったのですが、その壁画をめぐってドラマが生まれました。詳しいお話はあらためて。


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続いては、宇都宮民間保育園園長会さん主催の保育士研修会です。
保育士自身も造形遊びを楽しむことはもちろんですが、僕がもう一つ大切だと考える、
「子ども達がのびのびと造形活動に向かうための環境設定」について具体的なポイントを話させてもらいました。
子ども達のできる・できないや作品の出来栄えにかかわらず、一人一人の思いやアイデア、想像などの見えない世界、そしてプロセス自体が大切にされる保育がいっそう広がっていけばと思います。
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そのあとは、茨城は発達障害をもつ親の会ほしのこさんが主催する親子キャンプにいってきました。こちらのキャンプは僕がディレクターを担当させてもらい、早いもので7年となります。当時小学生だった子がいまやスタッフとして参加してくれるようになりました。嬉しいものです。
また、キャンプ本番にくわえて、今年は筑波大学・東京成徳大学・文教大学で構成されたリーダー達の前泊研修も行いました。
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それぞれにじっくりと、自分の興味とペースで過ごすキャンプの中では、大人が協調や協力を促さずとも、周りの友達と自然とかさなる瞬間というのがいくつもあります。
工作、虫取り、水遊びなどなどみんな別々に、自分の好きな遊びをたっぷりしたあと、大きなテーブルを囲んで、笑いあいながら一緒にご飯を食べたり、
朝は、昨晩ぐっすり寝てスッキリの子、夜更かしして眠い子、それぞれですが、それでも布団から顔をだし、寝ぼけ眼で「おはよう」って言いあったり。
遊びだけでなく、生活自体を共有できるというのもキャンプの良さだと思います。

説明会の時に、お母さんの側からほとんど離れなかった小学2年生の男の子は、
本番では中学生のお兄さんに憧れを抱き、夜もお母さんの寝てるキャビンを離れ、お兄さんたちと一緒にテントで眠っていました。
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そして、ホームタウン越谷の親子講座です。
定期的に呼んでいただいているこちらの講座では、子ども達とも少しずつ関係ができてきました。2歳が中心のメンバーは、毎月会うたびに、成長がみられます。
地域の中で、子ども達の育ちを一緒に見させてもらえるというのは、嬉しいことですね。
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夏休みの最後は、栃木県は足尾銀山平にて、もう一つ親子キャンプに呼んでいただきました。
こちらのキャンプは担当させてもらって、三年目を迎えます。
親子達との出会いは7年前、場所は子育てサロン。
そこから今まで、毎年定期的にワークショップや遊びの時間を過ごさせてもらっています。
七年間という時間。当時の小学1年生が中学1年生になっても今なお、好奇心やなぜを表現し、共有しあえるなんて。こんな形で子ども達の成長を見させてもらえることは本当に嬉しくありがたいことです。
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子ども達は、朝も、昼も、夜も関係なく、とにかく遊んで遊んで遊びつくし、お腹いっぱい食べ、疲れたら眠る、という二日間。大自然の中で、自分の頭と身体、全身全霊で面白いことを見つけ、考え、遊ぶ、この繰り返し。
濃密な遊びの時間は、何にも代えがたい学びの時間です。

と、夏休みもおかげさまでたくさんの素敵な出会い、再会がありました。
ワークショップ、研修会、キャンプに参加してくれたみなさん、ありがとうございました(*^^*)
秋もはりきっていきたいと思います!
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by doughnut-official | 2014-10-13 11:18 | NEWS | Comments(0)