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DONUT WORKSHOP REPORT

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「ネガティブをなくさない」

清潔、安全、簡単、快適、効率的、

どれも聞こえはいいけれど、
それらは時として、子どもの育ちの妨げとなるようにも思います。

例えば、砂場あそび。
つい先日、抗菌の砂場施設がニュースでやっていましたが、
綺麗ばかりではないからこそ、自身の抵抗力や免疫力が高まっていくのではないかなぁと。

例えば、オムツ。
吸水力抜群のオムツというのは、きっと快適なのかもしれないけど。
でもパンツの中でおしっこやうんちをして、不快を感じるから、快適になりたいと思うわけで。
「パンツの中でするより、トイレに行くほうが良いなぁ。」って学ぶのだろうと思います。
それに、「むずむずして気持ち悪いよぉ。」という気持ちを込めて泣いたら、側にいる大人が気づいてとりかえてくれる。自分の気持ちに応えてくれる。信頼のやりとりの第一歩。こういうコミュニケーションの機会を減らしてしまうという見方もできるでしょう。

僕は否定しているわけではありません。
ママやパパが楽ちんになれば、きっと子どもに向ける笑顔も増えるはずで、それはすごく素敵なことだとも思います。
しかし、そういう便利に隠れているマイナス面・不便に隠れているプラス面を大人がちゃんと考えているのと、無自覚なのとでは、きっと違うことでしょう。

何でも便利で、効率的で、結果がわかりやすくて、そういうことが身の回りにはあふれていて、たしかにそれらは魅力的なことだけど。
だけど。
本当に全部のことがその一側面だけで見てればいいのかと思うと、疑問もいっぱい。

とくに子どもの時代は。
時間がかかって、非効率で、きれいじゃなくて、ちょぴり危なくて、
そんな中でコツコツと自分のベースを作っていくのではないかと、僕は思います。
そういう土台があってこそ、今の便利で豊かな環境と付き合っていけるのではないでしょうか。

と、いうことで、
今ある当たり前の環境を、もう一度じっくり考えていきたいと思うこの頃です。

泣くこと、
汚れること、
難しいこと、
わからないこと、
ケンカすること、
さわぐこと、
何もしないこと、

などなど、子どもの姿の中で、大人が無自覚に取り払ってしまいがちなネガティブを、少しずつ書いていければと思います。

大人は自分で自分の環境を選べるが、子どもは自分で自分の環境を選ぶことはできない!

お楽しみに(*^^*)
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by doughnut-official | 2013-04-27 17:45 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「保育の価値基準」

栃木県はつるた保育園さんにてワークショップをやってきました!
つるたさんは昨年は職員の研修で呼んでいただいたのですが、今年は子どもたちと年間を通してのワークショップをさせていただくこととなりました。

第一弾はオリオン通りに飾るフラッグづくり!
最近園の子どもたちの中で宇宙の話がよくでているとのことから、宇宙をテーマに絵を描くことにしました。
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最初はロケットや宇宙人、星からはじまって、しだいには自分の好きな生き物、宇宙で食べたい物、見たい風景などみんなの好きなモノがどんどん描かれていきました。
宇宙と考えると、ついつい自分たちの世界にはないようなものをイメージしますが、自分たちの世界すら宇宙の中にあるんだよなぁなんて思うと、子どもたちの絵に素直に納得なのでした。

さて今回は、そんな子どもたちの魅力的な姿に後ろにいた、素敵な大人たちをリポートをしようと思います。

保育の価値基準

今回のワークショップをやるにあたって、打ち合わせ段階から先生と一緒に話していたことがあります。それは「完成品がどんな風になっても、子どもたちのありのままでいきましょう。」ということ。

みなさん、ちょっと考えてみてください。
自分の子どもの絵が飾られる。
自分のクラスの子どもたちの絵が飾られる。
人の目に触れる作品となると、周りの目や評価を気にする人も少なくないのではないでしょうか。

そんなことを思うと、つい誘導的になるものです。
あらかじめ大人で構図を決めておいたりとかして。
その方が、パッとみは整っていますから。
でも、子どもたちの「今」という瞬間の爆発的なエネルギーは薄れてしまうように思います。
だって
「この場所に、このくらいの大きさで描こうね。」
と言われて描くのと、
「好きなところに、好きな大きさでどうぞ。」
と言われて描くのでは、やっぱりワクワクの大きさが違いますもんね。

それで、つるたさんとの打ち合わせはというと、素敵でした。

何を描くかも、
どのくらいの大きさで描くかも、
何個くらいの絵を描くのかも、
全部子どもたち一人ひとりのありのままで行こう!
と。
そういう子ども達の姿を大切に保育をしているんだ!
と。
こんな思いを共有してはじまったワークショップ。
子どもたちは本当に楽しそうに描いていました。

最後に、主任先生が言いました。
「子どもたち、とても楽しそうでした!こんなにも描くなんて、みんなすごい!よかった!」

こうした表現の時間に価値があるかどうか
その一番の基準は、大人の好みで評価する、作品の出来栄えではないのだと思います。

子どもたち自身が夢中になる姿や、素直な笑顔がいっぱい見られるかどうか。

僕はこれだと思います。

今回、子どもたちが描いた作品をどう思うかは、見る人それぞれの好みでしょう。
でも、子どもたちの一人ひとりの笑顔やエネルギーがすさまじかったこと。
そして、その子どもたちのそばには、子どものありのままの「今」を大切にしている保育士たちがいるということ。
この二つのことは、きっと皆さんにも伝わることと思います。

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つるた保育園のみなさん、ありがとうございました(*^^*)
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by doughnut-official | 2013-04-25 00:06 | 幼稚園・保育園などのWS | Comments(0)

「いつでも育つ どこでも育つ」

こんにちは!
今日は毎月恒例ララガーデン川口さんでの親子工作ワークショップのリポートです。
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僕がワークショップの準備をしていると、
いつも来てくれる少年が声をかけてくれました。
「ひでちゃん、これ。」
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見ると彼の手には菓子パン。
なんと、差し入れを持ってきてくれたのでした。
ワークショップの企画者・参加者という関係からはじまって、
今はそうであると同時に友人でもあるという、この距離感。
本当に嬉しくて、ありがたいです。
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はじまる前には、「私、いつもやってるんだよ。面白いんだよ。」と周りの子達に紹介してくれる子がいたり。
帰り際「楽しかったから、また次も来るね!」といってくれる初めての子がいます。
また、「先月の工作、お家でも作ってみたんですよ。」と報告してくれるパパやママもいます。

こんな風にして緩やかだけど確実に、
商業施設という、一見すると子育てとはあまり関係ないように思える空間の中にも、
子どもを中心とした素敵なコミュニティができていくのを感じています。

もちろんつながりが生まれるきっかけは、僕のワークショップのようなものだけじゃなくて。
おもちゃ売り場の店員さんや、食品売り場・洋服売り場の店員さん、インフォメーションセンターのお姉さん、
そういうお店の中の大人たち、街の中の大人たち一人ひとりの笑顔や言葉から生まれるように思います。

そんな街の中で育っていけたら、きっと子どもたちの心もますます豊かになっていくのでしょうね。

子どもたちは家庭や保育園や幼稚園、学校にいる時だけではなく、
街中のどこでだって、いつだって、育っていくのだと思います。

好奇心に満ち溢れたこの世界で、
その心に寄り添ってくれる大人や仲間の存在があれば。

参加してくれた皆さん、ララガーデン川口さん
ありがとうございました(*^^*)
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by doughnut-official | 2013-04-24 00:39 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「一万回のありがとう」

新年度ということで、皆さんお忙しくされていることと思います。
僕も皆さんにとびきりのワクワクがお届けできるよう、新たな企画や作戦に動いているこの頃です。

それで、僕が今まで出会わせていただいたご縁をあらためて振り返っていたのですが、
ふと気付きました。
このワークショップや講座で出会い、一緒に時間を過ごさせてもらった子どもたち、大人たちの人数が、

一万人を超えました。

埼玉県は越谷からはじまり、おかげさまで日本各地の子育てサークル・保育園・幼稚園・学校・施設・イベント、さらには飛んでメキシコの小学校。

その各土地土地に、
魅力的な子どもたちがいて。
その子どもたちを大切に思う大人たちがいて。
ワークショップを通して、 歳も土地も関係なく、ドキドキワクワクを共有させてもらえる。
なんとありがたいことなんだろう。

本当にありがとうございます!!!!!

新年度もどうぞよろしくお願いします(#^^#)
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by doughnut-official | 2013-04-11 14:55 | NEWS | Comments(0)

「コミュニケーション」

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つづいては毎年お呼びいただき、
今年で五年目となります、越谷はしゃけのこいくらの会さんでの親子イベントのリポートです。

ここは越谷市在住の障害をもつ子どもや青年と親たちのサークルでして。
普段は親同士の学びの会なのですが、親子同士の交流もしたいということで企画を担当しています。

参加者のみなさんは個性もそれぞれ、楽しみ方も好みそれぞれ。
なので僕からは歌や踊り、絵に工作と色々なきっかけを提案させてもらいました。
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私はダンスが好き♪
僕は作るのが好き♪

こんな風に自分の「好き」の気持ちを大切に、自分のペースで参加してもらいながら、それでも、自然とみんなの思いが重なるという場面が何度もありました。

参加者の中には、
直接言葉で「ひでちゃん、今年も面白いよ!!」といってくれる人達がいます。
言葉ではいわないけど、にっこり笑ってハイタッチをしてくれる人達がいます。
何も言わないし、ハイタッチもしないけど、心地よさそうに、ここにいてくれる人達がいます。

そんなみんなの姿を見ていると、あらためて実感させてもらいました。
コミュニケーションというと、ついつい言葉や視覚的にわかりやすいリアクションといったものに頼りがちになるけれど。人と人との間には、質の違うコミュニケーションが本当にたくさんあって、そのどれもがめちゃくちゃ魅力的なんだなぁということ。

これからも、もっともっと感覚を磨いていきたいものです。

しゃけのこいくらの会のみなさん
ありがとうございました(*^^*)
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by doughnut-official | 2013-04-05 18:34 | 親子のWS | Comments(0)

工作WS「チョキチョキ動物園」

はじまりました新年度!
本年度もどうぞよろしくお願いします(^^)

さて、気付けば久しぶりの更新となってしまいました。
少しずつですが、ご報告していきますね
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まずは神奈川県は川崎市にある幼稚園さんでの、工作ワークショップの様子から。
こちらでは、卒園間際の年長さんたち150人と一緒に色紙で動物たちを作って遊びました。

今回五クラスが一斉スタートということで、かなりの大人数。
会場にいってみると、子どもたちはクラス毎に少しずつホールに集まってくる様子だったので、まずは集まった子どもちと即興で、動物たちの人形劇をして遊びました。
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一つ一つ動物たちの声色をかえて、子どもたちに質問したり、答えたり。冗談ばかりのおしゃべりで、会場は大笑いでした。

そうして全員が揃う頃には僕も子どもたちのテンションも準備万端。先生から全員揃った合図をもらい、いよいよスタートです。

「よーし。それじゃあ、そろそろはじめようか♩」

僕が説明をはじめた瞬間、子どもたちはシーン。

これだけの人数の子どもたちに、大人が一度も「静かにして!」と言わずに、
子どもたちが静かになる様子は、先生たちもびっくりしていたようです。
でも、その実は単純なこと。

その人の話が聞きたければ、静かにする。
怒られるから静かにするんじゃなくて、
話を聞きたいから静かにする。

それだけです。

僕もとにかく、子どもたちが聞きたいって思うことだけを話させてもらました。
こんな調子ではじまったワークショップ、大盛り上がりとなりました。
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一つだけ子ども達の様子を紹介しますね。
動物たちが完成して遊んでいるときのこと。
僕が画用紙に木の実を描いて、プレゼントすると、
女の子が言いました。

「この実はどこの木になってたの?」

そうですよね。
木の実ですもんね。
どこかの木になってるんですよね。

僕が目の前で描いた木の実から広がる、彼女のこの想像の深さと、経験・知識フル稼動の反射神経。
こういう子ども達とのやりとりは、こちらもたまらなくワクワクさせてもらう瞬間です。

みなさん、ありがとうございました(#^.^#)
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by doughnut-official | 2013-04-02 14:35 | 幼稚園・保育園などのWS | Comments(0)