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DONUT WORKSHOP REPORT

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「子どもへの軽率な評価は苦手を生み、好きを奪う」

先日、僕が毎年企画を担当させていただいている小学校での放課後ワークショップの申し込みで、昨年から参加している子のお母さんからこんな感想をもらいました。

「うちの子は自分で考えて創ることが苦手なようでこういう活動には積極的ではなかったようでしたが、ここに参加すると家に帰ってからも作って楽しんでいました。」

今年の申し込みの前に、お母さんが
「今年はどうする?」
とその子にきいたら
「やる!!」
と即答だったそうで、嬉しいことです。


色々な場所で色々な子ども達とワークショップをやっていると、
こんな風に「苦手だけど、ほんとは好き。」という子に出会うことが少なくありません。
ほんとは好きなのに、「苦手」だからやらない。

この苦手意識。
何から生まれるかというと、そのほとんどは

自分が納得できた(満足できた)ことに対して他人から否定的な評価をされること

から生まれるうように思います。
例えば自分では大満足して描けた絵に、「ここの色はもっと~したほうが良い」といわれたり、
気持ちよく歌うことはできても「音程がまちがっているから。」と低い成績をつけられたり。
そういう一見すると、助言や指導の姿をした「否定」は子どもの生活でよく見られます。
また一見わかりずらいけれど
「Aくんみたいにがんばろうね!」っていった励まし。
実はこれも、Aくんと比較し、A君を褒めるという形でそれ以外の子どもを遠まわしに否定していることになります。

こんな場面が子どもの生活の中で増えていくと、
「わたしは下手だから、恥ずかしい。」という苦手意識がだんだんと育っていって、
ほんとは好きなことでもやらなくなるのは自然なことだと思います。
苦手だからやらないというのは、自分を否定されるのが嫌だから、やらないということです。


さて、話は戻って感想をくれた子。
なぜワークショップにはまっていったかというと、
ここには評価も正解もない。だから素直に作ることの面白さを実感することができたのでしょう。


子どもを評価する大人は、
「もっと育ってほしい」
「もっとできるようになってほしい」
と子どもの成長を願って評価するのかもしれません。

しかし。
その子が大人になったとき、、
誰かの軽率な評価によって、ほんとは好きなのに苦手意識が邪魔をして素直に表現できなくなってしまうことと、
上手下手は関係なく「好き」のまま、思いのままに表現できることと、
どっちが幸せなのでしょう。

子どもの「好き」を奪わない大人でいたい。

そんなことをお母さんと確認しました。
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by doughnut-official | 2011-06-08 22:04 | コラム・エッセイ | Comments(0)

五味太郎さんバルセロナ報告会

表参道のクレヨンハウスさんにて、僕も同行させていただきました、
五味太郎さんのワークショップinバルセロナの報告&写真展&トークライブが開催されるそうです!

国境を越え、変わることのない子ども達のエネルギーを皆さまもぜひ。
詳細はこちら♪

五味太郎ANNEX
http://gomitaro-annex.com/

クレヨンハウス
http://www.crayonhouse.co.jp/home/event1106.htm

らくがき絵本をはじめ数々の五味さん絵本を出されているブロンズ新社さんのHPからも様子が見られます。後半のほうには僕もでてきますので探してみてくださいね♪
ブロンズ新社
http://d.hatena.ne.jp/staffroom/20110509/1304934383


※すみません、URLの貼り方がわからないので、検索してみてくださいね(><)
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by doughnut-official | 2011-06-01 16:22 | NEWS | Comments(0)