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DONUT WORKSHOP REPORT

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「縁」  

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昨日は全国の保育園・幼稚園で講師として活躍されている高附恵子さんにお会いしてきました。

以前にもご挨拶をしたことはあったものの、お話しをしたのは初めてのことでした。
しかし!!
素敵な大人とお友達になるにはほんと、会った回数や時間は関係ないものですね。
子どもの感覚と一緒。
自己紹介もそこそこに、気づけば二人でこの先どんな面白いコラボができるかと、新たな夢と期待に胸を膨らませていました。

恵子先生、ありがとうございました!
これからよろしくお願いします!!

今日も出会いに感謝、
そして、こうして縁をつないでくださる皆様に感謝です。
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by doughnut-official | 2011-05-26 16:20 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「子どもが見ているヒト・モノ・コトバ」

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製作中、子ども達の想像力にびっくりする場面がいくつもあったのですが、
それとは別にもう一つ、
「子どもがいかに大人達をよく見ているか」
ということを実感する場面もたくさん見せてもらいました。
今日はその中から一つ、四歳の男の子の話を紹介しようと思います。

製作期間中は嬉しいことに、僕が絵を描いている様子を毎朝見にきてくれている子が何人もいまして、 その中の一人が三日目の朝に僕にかけてくれた言葉。

「ひでちゃんがんばっているから、このきれいな石のどちらか一個、あげるよ。」
両手に一つずつ、キラキラ光沢のある石をプレゼントに持ってきてくれました。

それで、僕が小さい方の石をもらうと、彼は

「おうちに帰ったら、そーっとそーっとしまってね。小さいから、大切にね。」

こんなアドバイスまでくれたのです。

その「そーっとそーっと」という言い方が僕はとても心地よくて。
小さいのに素敵に言葉を使えるなぁって感心しました。

それでふと気づきました。
この「そーっと」という言葉。
彼は四歳だし、副詞の意味や使い方を教わって使うようになったわけではないでしょう。
そう考えると、見えてくるのは彼の環境や周りにいる親や先生といった大人たちの風景です。
「そーっと、大切にね。」
彼の日常でこんな風に言葉を使う大人がいるから。
もしくは絵本や物語や、そういう言葉が身近にあるから。
だから彼は「そーっと」の一言を自然と添えたのでしょう。
こんな場面を見ると、大人の使う言葉って大切だなぁということをあらためて思います。

それは、単純に子どもにお行儀の良い言葉・丁寧な言葉を教えるために大人が正しい言葉を使いましょうというのとは少しちがっていて、
まずは自分自身が豊かにいられるために、自分なりのキレイな言葉を大切にしたいということ。
そしてもしその感覚が、自然と子どもにも伝わったなら、それはすごく嬉しい。

大人は大人自身を育て、
そんな大人を見て、子どもも子ども自身で育つなら、
それはちょっと素敵な教育の在り方の一つじゃないかと思います。
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by doughnut-official | 2011-05-21 09:18 | コラム・エッセイ | Comments(0)

子どもと絵と想像2

☆☆壁画プロジェクトリポート2☆☆

今日も制作中の子ども達の様子をご紹介したいと思います。

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僕が絵を描いているとき、
僕も思っている以上に長い時間絵を眺めている子ども達がいました。

その目線を追ってみると最初はいったりきたりと全体を見渡して、
そうして突然、ピタリと目線が止まります。

気にいった所や気になる所を見つけたのでしょう。
そこからは想像の時間。

「僕このクルマにのりたい!
そしたら、こっちいって、こう走って、ここで遊ぶの!」
と説明してくれる子もいれば、

「あそこはどうなってるの?
うーん、これがこうなってるから。
、、、そっか!ここがこうだからか!」
と理由づけをする子もいます。

子どもの説明や理屈って、経験と知識が少ない分現実離れしたものも多いですが、
それは、自分自身の解釈で理解しようとしているってことですから、
自分の持ってる情報をフル活用で理解しようとする姿勢は本当にすごいと思います。

そしてこんなときの子どもの顔を見ているのも実に楽しいものでして。
ワークショップで、絵を描いているときもそうなのですが、
その真剣な表情は、「かわいい」子どもとは全然ちがいます。

「子ども」というよりも、「人間」といったらいいんですかね。
それには大人と変わらぬ迫力を感じます。

そんな人間の目の前ですから、こちらもごまかしはできません。
ガチンコで見る子どもと、ガチンコで描く僕。

一枚の絵をきっかけにして、そこには何かを教える人がいるわけでもなく、それぞれが真剣。
相互に刺激し、学びあう空間。

これも、ある意味ひとつのワークショップといえるのかもしれません。

普段とは少し違った方法で子ども達と時間を過ごさせてもらうことで、また多くのことを学ばせてもらいました。
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by doughnut-official | 2011-05-20 01:21 | コラム・エッセイ | Comments(0)

子どもと絵と想像

保育園にワクワクアートを!
☆☆壁画プロジェクト1☆☆

今日はいつもとはちょっと変わったリポートです。
昨年子ども達と一緒にバスに絵を描くワークショップをさせていただいた
栃木県は高根沢にある陽だまり保育園から、今度は
「新園舎のホールエントランスにひでちゃんの絵をかいてもらえないか!」
とのオファーをいただきました。

というのも普段は子ども達とワークショップを中心にやっている僕ですが、実は自分でも絵や絵本をかいています。
それを以前から気に入ってくれていた園長&理事長がお話をくださったというわけです。

そこで今回は園舎の大きな壁面を舞台に
「子どもたちが自分達の成長に、未来にワクワクするような世界」
をテーマにして壁画を描かせていただきました。

製作中は子ども達が何回も絵を見にきてくれて、思い思いに想像したストーリーをたくさん聞かせてくれました。
なのでまずは、その様子の写真と、子ども達との話からライブでつくったキャプションをご紹介します。


ここが約200年の歴史をもつ古民家を移してきてつくった新、陽だまり保育園です。
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こちらは昨年僕と子ども達がワークショップでデザインして描いたバスです。
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この新園舎の入り口階段をおりたホール前に壁画を描きます♪
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f0148974_19195098.jpgf0148974_1920035.jpgえんぴつでアタリをつけて、制作開始!
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下書きの段階から子ども達も興味津々おおにぎわいでした。
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                       五歳も、
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                         4歳も、
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                         こちらは2歳に、
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        そして小学生、
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年も男女も関係なくそれぞれに楽しんでくれていました。

こちらは15日に保育園で開催されたチャリティイベントでの展示にあわせた案内看板。f0148974_19213753.jpg














                  
                        完成!!
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WONDERFUL WORLD

つぎに紹介するのは、僕がこの絵をかいている四日間のあいだに
絵を見にきた子ども達が話していた言葉の一場面です。

「保育園、良い場所だなぁ!すぐにかっぱと遊びにいけるもん!」

「この恐竜うれしそう。大好きなはっぱを食べに島にいってるんだね。」

「あ、私この家に住みたいな。」「じゃあ、二人でくらそうよ。」

「保育園のバス、このままいったら鬼に食べられちゃうかな?
あ、でも歯が上向きだし、やさしそうな鬼だから大丈夫か。」

すごいでしょ、この想像力。
一枚の絵をみただけで、こんな風に子ども達は絵を自由に読み取って想像し、その世界を広げていくのです。
ほかにも本当にたくさんの素敵な話をたくさん聞かせてもらいました。

僕が絵をかきながら、何か特別にはたらきかけたわけではありません。
子ども達はみんなそれぞれ勝手に絵を見にきて、勝手に考えていたのでした。
どれも自分で。

これが子どもの力なのだと思います。
自分の感性と判断で行動し、
みて、きいて、さわって、感じて、考える。
その経験と知識の量をあえて大人と比べれば、ほんの少しなのだけれど。
それを120%使ってどこまでも広がっていく想像の世界は、
きっと有名な発明家や思想家のはじまりとなんら変わりない

だから僕は思います。 
こんな子ども達とつくる未来はまちがいなく、 
ワンダフルワールド!!


***
色もつけるので、完全に完成するのは来月です。またの報告を楽しみにしていてくださいね。
このようなすばらしい機会をくれた陽だまり保育園の皆さん、本当にありがとうございます!!!!
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by doughnut-official | 2011-05-17 19:23 | コラム・エッセイ | Comments(0)