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DONUT WORKSHOP REPORT

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カテゴリ:コラム・エッセイ( 72 )

「再会」

今日はワークショップではありませんが、すごく嬉しい再会があったのでここでも紹介しようと思います。

以前友人のカメラマンの写真展で小さな出会いがありました。
その会場の管理人さんの息子である小学三年生の男の子です。

そこは展示スペースとカフェが併設されていたので、彼は大人スタッフと一緒に会場のお手伝いをする役ということで、お客さんに気配りをしたり、それでいて無邪気に遊んだり話たりもしていました。
そのバランスがあまりに絶妙に思えたので、僕は関心していました。

帰り際、僕が
「今日はありがとうございました。さようなら。またね。」
と挨拶をしたら
「いえ、もう会うことはないと思うよ。偶然会っただけだもん。さようなら。」
といわれました。

すごくクールな返答にまたびっくりして、でもその冷静さがまた面白いと思ったので、

「会えないかもしれないけど、僕はまた会いたいと思ったので、やっぱりまたね。さようなら。」

といって別れました。

それから三年後。
先日行った友人の結婚パーティーにて、なんとその少年と再会することができました。

このやりとりのことを話したら彼も覚えていてくれ(正確には話してるうちにだんだんと思い出してくれ)、
親御さんと四人で盛り上がりました。

楽しいパーティーもおひらきとなった帰り際、
彼が言ってくれたセリフはこう。

「今度は僕も思うよ。またね!」

クールすぎでしょう。笑
なんともにくい6年生です。

ハヤトくん、どうもありがとう。
またね♪
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by doughnut-official | 2012-09-02 18:26 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「幸せな時間」

子どもが何かの判断に迷っている時間というのは、ネガティブにとらえられることが多いようです。
迷っている=理解ができていないor困っているなどなど。

でも、ちょっと考えてみます。


真っ白い紙にお絵かきをするとき、何色から描きはじめようか。


大好きな給食を食べるとき、何から食べ始めようか。


こういうのを考えて、迷ってる時間って、なんだかワクワクしませんか。


迷うという幸せな時間


子ども達には大切に過ごしてほしいですね。
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by doughnut-official | 2012-08-31 12:59 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「集中の誤解」

今回は子ども達の周りでよく使われている「集中」という言葉について少し書こうと思います。

学校や保育の現場では、次のような言い回しを耳にすることは少なくありません。

「今日は(子どもたちが)話を集中して聞いていた。」
「今日は(子どもたちが)話を集中できなくて聞いていなかった。」

こういうと、
集中している子が良い子のように聞こえるし、集中できていない子はだめなように聞こえます。

でもこの状態、少し言い換えると違う中身が見えてくるように思います。

集中しているというのは、面白いから(興味があるから)です。
集中しないというのは、つまらないから(興味がないから)です。

なので、さっきの様子を面白い、つまらないで言い換えてみます。

「今日は(子どもたちが)面白そうに聞いていた。」
「今日は(子どもたちが)つまらなそうで、聞いていなかった。」

こうすると、がんばるべきは話し手側にあることがわかります。

自分の話や提案がつまらないこと、わかりにくいことを棚にあげて、「子どもが集中できていない」という風に、責任転嫁する大人はけっこう多いと思います。

「集中」という言葉。

自分の未熟さや反省すべき点を、子どもの成長度に置き換えないようにして、注意して使っていきたいものですね。

僕自身もプロとして、相手が聞きたくなるような言葉を、聞きたくなる話し方でつたえられるように、いつも磨きつづけ、学びつづけていきたいと思います。
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by doughnut-official | 2012-08-14 00:15 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「子ども達が教えてくれること」

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先日、ワークショップに学生時代からの友人が手伝いにきてくれました。
そのときに、自分の絵を完成させて「できたできたー」とぴょんぴょん飛びはねて喜ぶ子どもの姿を見た友人が言ったこと。

「あんな風に自分自身のやったことを飛び跳ねて喜べるなんて良いな。
そういうの、今の自分にはどれくらいあるだろう。」

子ども達のシンプルな姿は、大人にとっても、すごく大切なことを気づかせてくれることがあります。
出会わせてもらった子ども達も、 そしてこんな風に感じられる友人も、素直な魅力に溢れていました。
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by doughnut-official | 2012-05-09 01:03 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「変わらないこと」

こんにちは!
気づけば4月も二週目が終了してしまいましたね!
本年度もどうぞよろしくおねがいいたします。

さて、今日はリポート番外編。
先日地元の子ども達、いや友人達と行ったお花見の様子をお伝えしようと思います。

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この友人達との出会いは、僕がワークショップをはじめた当時大学4年生で、
彼らが小学1,2年生の時。
大学周辺地域の子ども達に「どでかいお祭りをつくろう!」とチラシを配って集まってもらい、御輿獅子山車などを作り、地域の人を集めて、歌って踊っての盆踊り&パレードを行ったのでした。それからは年に一度、同窓会がてらのお花見をしています。

そしてこの春、子ども達はいよいよ中学生となりました。
学校のこと、友達のこと、趣味のこと、
話をしていると言葉一つ、表情一つに、心身の成長が伝わってきて、
それは僕にとっても想像以上に嬉しいものでした。

家に帰りあらためて6年間という時間を振り返ってみると、
子ども達が魅力的に変わっていることを実感しました。
もちろん僕やスタッフだった大人達も同じように変わっているのでしょう。
でもなお、この関係は変わらない。
それは僕達に今も変わらない部分があるということで、
それが僕にとってめちゃくちゃ大切な部分だということ。

彼らが小さかった時からたくさんの大切なことを教えてもらってきましたが、
今日もまた教えてもらいました。

思わず、今日は嬉しかったですと子ども達や母ちゃん達にメールをすると、

「どしたの急に?超楽しかったね、ありがとう!」
「これからもよろしく。」
「ありがとう!」
「最高の仲間だよ。感謝!」
「つぎもよろしく!」

って。
いつもはいじってくるばっかりなのになぁ。
素直すぎます。

以前ワークショップで山車を作っていた時に、メンバーの一人が
「わたしも大人になったらひでみたいに子ども達とワークショップやるんだ。」
と言ってきたことがありました。
「そのときは手伝うし、俺のも手伝って。」
なんて返事をしたんですが、
そういう未来がほんとに近づいているのかもしれません。

大人になった彼らと一緒に、地元の子ども達にワークショップをやるのかぁ。
また一つ、ワクワクな楽しみが増えました。
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by doughnut-official | 2012-04-14 19:00 | コラム・エッセイ | Comments(0)

エッセイ「三重ツアー感想と日ごろの感謝」

今日は少しだけ三重ツアーの感想と日ごろの感謝を書こうと思います。

今回呼んでくれた志摩のスタッフのみんなとは二年ぶりの再会だったのですが、
そんなに時間が経っているような気がお互い全然しなくてびっくり。
僕は埼玉の自宅から三重へ「行ってる」のに、
まるで「帰ってる」かのような気持ちで四日間を過ごさせてもらいました。

子ども達とのワークショップが面白いのはもちろんのこと、
夜には超釣人の父ちゃんの釣ってきたスズキやカツオを囲み
数家族で集まって宴会をしたり、
子どもと一緒にお家の風呂に入って大本気で考えを語りあったり、
そういう一つ一つがすごく幸せな時間でした。

こんな風に僕のワークショップを喜んでくれる人達がいて、
その人達のおかげで僕自身も喜ばせてもらえるというのは本当にありがたい関係です。

ちょうど、昨日は栃木でワークショップだったのですが、栃木の先生ともそんな話になりました。
先生達や子ども達は「来てくれてありがとう。」と思ってくれていて、
僕は反対に「呼んでくれてありがとう。」と思っていますと。

こんな素敵なつながりが色々なところにあって、そこで出会う人達の笑顔一つ一つが思い浮かぶから、僕は自分が大切に思う保育や教育の考えを正直に堂々と「大切だ」と発信していけるのだと思います。

ありがとうございます(*^^*)

来週はいざ、一年ぶりの福岡&初の鹿児島九州ツアーへ、いってきます!

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by doughnut-official | 2012-01-22 14:15 | コラム・エッセイ | Comments(2)

「子ども像と子どもの違い」

僕はふだん一歳半くらいから子ども達とワークショップをさせてもらっていますが、
年齢によって色々な子ども像を聞きます。

特に小さな子ども達だと、
集中力がないから長時間は持たないとか、
筆や大きな紙はまだ使えないから絵の具の遊びは難しいとか。

でも、
そんなイメージを簡単に壊す子ども達の生の姿を何度も目の当たりにしてきました。
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先日お絵かきのワークショップをしていたときも、二歳の女の子は二時間、ひたすらに絵の具と筆で線を描き続けていましたし、
こちらは四歳ですが、「ねこの足あとが~。」とつぶやきながら、自分よりも大きな紙に、こんなバランスで描いていました。
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子ども達はシンプルなのだと思います。
自分の好奇心がはたらけば、集中するし、選びもするし、模索も研究もする。

未熟で大人に教えられるべき存在としての子ども像とは違う、
自分で感じて、考えて、学ぶ子どもの姿がそこにはあります。
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by doughnut-official | 2011-11-30 17:27 | コラム・エッセイ | Comments(0)

地域で子育て

すっかりお久しぶりになってしまいましたがまた少しずつ報告を♪

先日は地元越谷での親子ワークショップ。皆さんには絵の具でたっぷりお絵かきを楽しんでもらいました。
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そして今回、親子の皆さんと同じくらい素敵だったのが、子育て支援のスタッフとして関わってくださっていた地域のお姉さん達。

子ども達が思い思いに遊んでいるのをみて、「こうやってのんびり育っていくものよねぇ。」と温かい眼差しで話をしていました。
その視線に、親子も、僕も、ほっこり。
帰り際、「私たちもすごく楽しかった。また来てくださいね!」とビッグスマイルをいただきました♩
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子どもがいて、
親がいて、
僕みたいな兄ちゃんや、
おっちゃん、おばちゃん、
じいちゃん、ばあちゃん、
そういう色々な大人達に温かく囲まれながら、
この町で、この子たちがのんびりすくすく育っていってくれたらなぁと思います。
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by doughnut-official | 2011-10-17 21:16 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「子どもへの軽率な評価は苦手を生み、好きを奪う」

先日、僕が毎年企画を担当させていただいている小学校での放課後ワークショップの申し込みで、昨年から参加している子のお母さんからこんな感想をもらいました。

「うちの子は自分で考えて創ることが苦手なようでこういう活動には積極的ではなかったようでしたが、ここに参加すると家に帰ってからも作って楽しんでいました。」

今年の申し込みの前に、お母さんが
「今年はどうする?」
とその子にきいたら
「やる!!」
と即答だったそうで、嬉しいことです。


色々な場所で色々な子ども達とワークショップをやっていると、
こんな風に「苦手だけど、ほんとは好き。」という子に出会うことが少なくありません。
ほんとは好きなのに、「苦手」だからやらない。

この苦手意識。
何から生まれるかというと、そのほとんどは

自分が納得できた(満足できた)ことに対して他人から否定的な評価をされること

から生まれるうように思います。
例えば自分では大満足して描けた絵に、「ここの色はもっと~したほうが良い」といわれたり、
気持ちよく歌うことはできても「音程がまちがっているから。」と低い成績をつけられたり。
そういう一見すると、助言や指導の姿をした「否定」は子どもの生活でよく見られます。
また一見わかりずらいけれど
「Aくんみたいにがんばろうね!」っていった励まし。
実はこれも、Aくんと比較し、A君を褒めるという形でそれ以外の子どもを遠まわしに否定していることになります。

こんな場面が子どもの生活の中で増えていくと、
「わたしは下手だから、恥ずかしい。」という苦手意識がだんだんと育っていって、
ほんとは好きなことでもやらなくなるのは自然なことだと思います。
苦手だからやらないというのは、自分を否定されるのが嫌だから、やらないということです。


さて、話は戻って感想をくれた子。
なぜワークショップにはまっていったかというと、
ここには評価も正解もない。だから素直に作ることの面白さを実感することができたのでしょう。


子どもを評価する大人は、
「もっと育ってほしい」
「もっとできるようになってほしい」
と子どもの成長を願って評価するのかもしれません。

しかし。
その子が大人になったとき、、
誰かの軽率な評価によって、ほんとは好きなのに苦手意識が邪魔をして素直に表現できなくなってしまうことと、
上手下手は関係なく「好き」のまま、思いのままに表現できることと、
どっちが幸せなのでしょう。

子どもの「好き」を奪わない大人でいたい。

そんなことをお母さんと確認しました。
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by doughnut-official | 2011-06-08 22:04 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「縁」  

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昨日は全国の保育園・幼稚園で講師として活躍されている高附恵子さんにお会いしてきました。

以前にもご挨拶をしたことはあったものの、お話しをしたのは初めてのことでした。
しかし!!
素敵な大人とお友達になるにはほんと、会った回数や時間は関係ないものですね。
子どもの感覚と一緒。
自己紹介もそこそこに、気づけば二人でこの先どんな面白いコラボができるかと、新たな夢と期待に胸を膨らませていました。

恵子先生、ありがとうございました!
これからよろしくお願いします!!

今日も出会いに感謝、
そして、こうして縁をつないでくださる皆様に感謝です。
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by doughnut-official | 2011-05-26 16:20 | コラム・エッセイ | Comments(0)