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DONUT WORKSHOP REPORT

donatsu.exblog.jp

カテゴリ:コラム・エッセイ( 72 )

「ネガティブをなくさない」

清潔、安全、簡単、快適、効率的、

どれも聞こえはいいけれど、
それらは時として、子どもの育ちの妨げとなるようにも思います。

例えば、砂場あそび。
つい先日、抗菌の砂場施設がニュースでやっていましたが、
綺麗ばかりではないからこそ、自身の抵抗力や免疫力が高まっていくのではないかなぁと。

例えば、オムツ。
吸水力抜群のオムツというのは、きっと快適なのかもしれないけど。
でもパンツの中でおしっこやうんちをして、不快を感じるから、快適になりたいと思うわけで。
「パンツの中でするより、トイレに行くほうが良いなぁ。」って学ぶのだろうと思います。
それに、「むずむずして気持ち悪いよぉ。」という気持ちを込めて泣いたら、側にいる大人が気づいてとりかえてくれる。自分の気持ちに応えてくれる。信頼のやりとりの第一歩。こういうコミュニケーションの機会を減らしてしまうという見方もできるでしょう。

僕は否定しているわけではありません。
ママやパパが楽ちんになれば、きっと子どもに向ける笑顔も増えるはずで、それはすごく素敵なことだとも思います。
しかし、そういう便利に隠れているマイナス面・不便に隠れているプラス面を大人がちゃんと考えているのと、無自覚なのとでは、きっと違うことでしょう。

何でも便利で、効率的で、結果がわかりやすくて、そういうことが身の回りにはあふれていて、たしかにそれらは魅力的なことだけど。
だけど。
本当に全部のことがその一側面だけで見てればいいのかと思うと、疑問もいっぱい。

とくに子どもの時代は。
時間がかかって、非効率で、きれいじゃなくて、ちょぴり危なくて、
そんな中でコツコツと自分のベースを作っていくのではないかと、僕は思います。
そういう土台があってこそ、今の便利で豊かな環境と付き合っていけるのではないでしょうか。

と、いうことで、
今ある当たり前の環境を、もう一度じっくり考えていきたいと思うこの頃です。

泣くこと、
汚れること、
難しいこと、
わからないこと、
ケンカすること、
さわぐこと、
何もしないこと、

などなど、子どもの姿の中で、大人が無自覚に取り払ってしまいがちなネガティブを、少しずつ書いていければと思います。

大人は自分で自分の環境を選べるが、子どもは自分で自分の環境を選ぶことはできない!

お楽しみに(*^^*)
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by doughnut-official | 2013-04-27 17:45 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「いつでも育つ どこでも育つ」

こんにちは!
今日は毎月恒例ララガーデン川口さんでの親子工作ワークショップのリポートです。
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僕がワークショップの準備をしていると、
いつも来てくれる少年が声をかけてくれました。
「ひでちゃん、これ。」
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見ると彼の手には菓子パン。
なんと、差し入れを持ってきてくれたのでした。
ワークショップの企画者・参加者という関係からはじまって、
今はそうであると同時に友人でもあるという、この距離感。
本当に嬉しくて、ありがたいです。
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はじまる前には、「私、いつもやってるんだよ。面白いんだよ。」と周りの子達に紹介してくれる子がいたり。
帰り際「楽しかったから、また次も来るね!」といってくれる初めての子がいます。
また、「先月の工作、お家でも作ってみたんですよ。」と報告してくれるパパやママもいます。

こんな風にして緩やかだけど確実に、
商業施設という、一見すると子育てとはあまり関係ないように思える空間の中にも、
子どもを中心とした素敵なコミュニティができていくのを感じています。

もちろんつながりが生まれるきっかけは、僕のワークショップのようなものだけじゃなくて。
おもちゃ売り場の店員さんや、食品売り場・洋服売り場の店員さん、インフォメーションセンターのお姉さん、
そういうお店の中の大人たち、街の中の大人たち一人ひとりの笑顔や言葉から生まれるように思います。

そんな街の中で育っていけたら、きっと子どもたちの心もますます豊かになっていくのでしょうね。

子どもたちは家庭や保育園や幼稚園、学校にいる時だけではなく、
街中のどこでだって、いつだって、育っていくのだと思います。

好奇心に満ち溢れたこの世界で、
その心に寄り添ってくれる大人や仲間の存在があれば。

参加してくれた皆さん、ララガーデン川口さん
ありがとうございました(*^^*)
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by doughnut-official | 2013-04-24 00:39 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「心地よい空間で 子ども達が魅せてくれる姿」

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今日は、先日行ってきた陽だまり保育園での様子をリポートしたいと思います。

3歳クラス4歳クラスの子ども達と、色画用紙、クレヨン、はさみ、のり、セロテープ
を使って自由に遊びました。

自分の発見を伝えたくなる存在
1人の女の子は色紙を切って、セロハンテープを貼りつけているうちに、それがクレーン車に見えることを発見しました。
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「ほら、クレーン車ができたよ。」
「ほら、クレーン車だよ。」

彼女の報告は担任の先生から始まり、クラス一人ひとりを順番に全員のところへ回っていました。こんなにも素直に自分の発見を周りに伝えられるのは、ふだんから自分の気持ちが認められている中で、安心できる友達たちと一緒に生活できていることの表れのように思いました。

自分の気持ちを表現する
また別の男の子は、何気なく丸めた紙がラッピングに見えたのでしょう。
中に赤と黄色の紙を入れ、
「お花ができたよ。帰ったらお母さんにプレゼントするんだ。」
と教えてくれました。
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4歳にして、お母さんを大好きな気持ちをこんな風に表現できるなんて。
素敵な作戦を教えてもらって、僕まで嬉しい気持ちにさせてもらいました。

自分の思いが認められる空間で
自分の思いを表現できる空間で

子どもたちの小さな声のつぶやきが部屋中に響きわたる、
静かな静かなニ時間は、あっというまに過ぎてしまいました。

陽だまり保育園の皆さんありがとうございました(*^^*)
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by doughnut-official | 2013-01-25 00:07 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「つながり」

今日は前回のリポートで伺ったつるた保育園の主任先生からすごく嬉しいメッセージををいただきましたので、ご紹介しようと思います。

「国の方向性がどう変わろうとも、決して変わらないもの・・・
それは、子どもたちの笑顔と育ちだと思います。
その育ちを保証していく、守っていくのが私たちの仕事。

それを今回の矢生先生の研修で再確認できたように思います。
子どもたちの『できた』、『できない』の結果にこだわらず、そこまでの子どもたちの育ちをどれだけ大切にできるか・・・
そのお話を職員にしていただけたのは本当に貴重であったと思います。」

こんなメールをくださいました。

結果にこだわらず、プロセスをいかに大切にできるか。
そしてそのプロセスの大切さをいかにして、親達に伝えていけるか。

このことに、心を向けて日々の保育をがんばっている先生達がいるということは、とても頼もしく、また僕自身も力をいただきます。

場所は違えど、子どもたちへの思いは一緒。
離れていても、こころの根っこはつながっています。

色々な考え方をもつ親ごさん達との間で、上司やシステムとの間で、日々葛藤しながら、このブログを励みにしてくだっさっている先生達と、少しでもそのことを共感しあえたら嬉しいです。

それぞれの場所で、それぞれにできることをがんばっていきましょう(#^.^#)
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by doughnut-official | 2012-10-30 08:25 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「夢の学校」

学校という場所が。

子どもたちにとって、学ぶのにも遊ぶのにも、めちゃくちゃ楽しくて、「帰りたくない!」って思えるような場所にしようと、本気でやっている学校の先生ってどれくらいいるんでしょうか。

「あなたはそういう気持ちで仕事してますか?」

って質問したら「はい!」って返事できる人どれくらいいるんでしょう。
他の世界だったら「はい!」って言えるくらい気合い入ってなきゃプロとしての仕事は成立しないだろうに。
実際色々な現場にいってみると、
先生といわれる仕事は、相手が子どもだからなのか、
どうも手抜きや惰性で日々をやっている人もけっこういるように思えてなりません。

「長期休みなんてつまんないよ!先生、学校やって!」
って子ども達が言いたくなっちゃうくらいの学校づくりを、
ほんと、がんばってください。

僕も協力できることは全力で協力します!
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by doughnut-official | 2012-10-19 23:31 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「おやごころ」

昨日、ママになり子育て中の友人からいきなりのメッセージをいただきました。
こんなことは初めてだったのでびっくりして、すごく嬉しかったです。

さて、そのメッセージ。
読んでいるとママとしての正直な気持ちが伝わってきまして。
そのリアルさが、きっとこれを読んでくれたどこかのママの力にもなれるんじゃないかと思って、
友人に載せていいか聞いたところ、快くOKをもらえたので、早速紹介させてもらうことにしました。
それではどうぞ。
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突然ごめん!
ブログ読んで、なんかホッとしたよー ありがとう!
最近娘と児童館とか支援センターに行くんだけど、楽しい反面いつの間にか他の子と比べてしまう自分がいて。
まだ赤ちゃんだから絵が上手い下手とかそんな大人な比べっこじゃないけど!笑
いやぁー、危ない危ない!
今しかできない子育て、どーんと構えて楽しまなきゃね♪
また明日から楽しい毎日を送れそうだよ!
コメント入れたかったんだけど長文なのでメッセージでごめんねー!

**************************
いつも色々な親子の方たちと出会わせていただいていますが、
出会い、そして発信していくことが、友人にとっても力になれているんだなぁと実感すると、
それはまたありがたいし、嬉しいことでした。

僕がこの友人を素敵だなぁと思ったのは、自分の反省も気づきも全部正直に認められちゃうところ。
自分のことを素直に振り返ったり、反省するってことは、大人になればなるほどできなくなるような気がします。
だけど、わが子を思ったときに、こんなにも明るく反省できる。前向きになれる。
素敵な母ちゃんだなぁと思います。

うまくいったり、反省したりを繰り返しながら、
僕自身ももっともっと学び続けていきたいと思います。

Aママ、ありがとう!!
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by doughnut-official | 2012-10-03 20:01 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「優先順位」

ワークショップをやっていて、

子ども達の気持ちと
親や周りの先生達の気持ちと

どちらに応えたいかといったら、
それはもちろんどちらにも応えられるのが一番なのですが、
同じタイミングでどちらの気持ちにも応えられる、とはいかない時もありまして。

例えば、絵を描くワークショップで、子ども達が自由に描きたいと思っている気持ちと少しでも上手に描いてほしいという親の気持ち、

どちらを優先するかといったら、僕は子ども達の気持ちを優先します。
親や先生の気持ちを優先して、子ども達に絵を描かせてしまっては本末転倒。

だって、主役は子ども。

当たり前すぎるくらい当たり前のことですが、何回だって確認し続けたい、大切な順番です。
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by doughnut-official | 2012-09-27 00:38 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「気づかせてくれること」

ワタクシゴトですが、つい先日誕生日をむかえました。

今日はそのときに行った幼稚園で子ども達がくれた言葉のプレゼントを紹介しようと思います。

ワークショップ終了後のおやつの時間、クラスのある男の子が言いにきてくれました。


「ひでちゃん、今日は嬉しくって、きっと夜も眠れなくなるね。」


そういわれると、これからますます楽しいことが起こるような気がしてきて。そうだねぇと話していると、今度は別の女の子からひそひそ声で。


「私ね、宝物ふえちゃった。ひでちゃんだよ。これからお友達ね。」


なんと、彼女の宝物に仲間いりさせてもらいました。
秘密なことのように話してくれるのを聞いていると
お腹のおくーのほうが、じんわり、ホカホカしてくるような感じで、とても幸せな気持ちになりました。

以前、僕にこんなことを聞かせてくれた保育士さんがいます。


「私は月曜日に、週末自分が何をしてたか子ども達と話すのが大好きなんです。
なんでかというと、子ども達が色々と質問してくれて、それに答えていると自分がどんなことを感じていたか気づかせてくれるから。
例えば出かけた先の話をすると、そこはどんな景色で、どんな色で、どんな匂いがしたかとか、どんなことが嬉しかったかとか、、」


子ども達が気づかせてくれる。


その姿勢が素敵だなぁと印象深く覚えていて、
そして、この誕生日プレゼント。
子どもたちの発見や言葉が本質的なのは、
経験が少ない分、よりシンプルに、より純粋に、
自分の素直な楽しさや嬉しさを基準に物事を見ているからでしょうかね。
僕もたっぷり気づかせてもらいました。


眠れなくなるくらいワクワクして、
自分の宝物をたくさん見つけて、


そういう風に、大真面目に生きていきたいと思います(^^)

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by doughnut-official | 2012-09-25 20:34 | コラム・エッセイ | Comments(0)

「ハテナはハテナのままで」

みなさんおはようございます。ひでちゃんです。

先週もおかげさまで楽しい出会いとワクワクの時間を過ごさせていただき、晴れやかな月曜日を迎えることができました。今日はこれから地元の小学校にいってきます♩
さて、そのまえに今日も少しだけ報告です。

ありがたいことに何度もワークショップによんでいただくようになると、子どもの友人達もだんだんと増えて来るもので、今日はそんな友人の一人、タクくんとの話です。

その日、タクくん(小5)との再会は、タクくんの大きなため息からはじまりました。

タ「はぁ。。」
僕「朝からどうしたの?」
タ「僕は、疲れているんだよ。」
聞けば、学校では泊りがけの体験活動があったらしく、その疲れが残っているとのことでした。
その後、遊びはじまっても、いつもとは少し様子が違うタクくん。

木でクルマを作っていたのですが、その間も、
「これができない。」
「あれができない。」
「ひでちゃん、やってよ。」
と消極的なことばかり。

僕は思わずいいました。
「今日はどうしたの?ほんとに疲れてるんだねぇ。気分が乗らないなら、何にもしないでいいんじゃない。」

するとタクくん
「いやぁ、僕がこんな感じだったらひでちゃんはどうするのかなぁと思ってさ。」

予想外の返しに僕はびっくり。
疲れている自分に対して、僕がどういう反応をするか伺っていたのだそうです。

なので僕は笑っていいました。
「ひでちゃんは、とくに何にもしないよ。タクの好きなように。それで良いと思ってます。」
「そっか。」とタクくん。
そして僕はもう一言付けたしました。
「あ、あと、タクがひでちゃんはどうするだろうぁって伺ってくるところ、けっこう好きだなぁ。」

この話がきっかけかになったのかはわかりませんが、そのあとも、僕のカバンについている絵の具を
「これかっこつけるためにわざとつけたんでしょ?」
と聞いてきたり、色々と斜めな質問をして楽しんでいました。

そして、帰りがけ。
タ「次もくる?」
僕「うん。また遊んだり、話したりしようぜ。」
タ「うん。」
僕「タクが今日みたいに物事をななめに見る感じ、楽しいからまた話そうね。」
タ「ナナメ?よく考えるってこと?」
僕「そうそう。色々なことに、これってどうして?って自分で考えること。それで怒られるときもあるけどね。笑 でも面白いし、大切だと思う。」
タ「うん。」
今回はこうしてお別れしました。

その日のタクくんをふりかえってみると、
色々なことをあらためて自分で考えて、解釈しはじめようとする時期になってきたんだろうなと思います。
もしかしたら体験学習にも、ただ疲れただけじゃなくて、「なんでこんなことをやるんだろう?」っていうハテナがあったのかもしれません。
そう考えると、その日一日のタクくんの姿は納得だったし、こんなまったりとした時間がピッタリだったように思います。

子どもの時(大人もか?)、自分の感じたハテナを堂々と「わからない。」「どうして?」と言うことは、なかなか受け入れられないように思います。
正直にハテナを言うと、

「何いってるの。いいから、早くやりなさい。」
「ちゃんとしなさい。今はこれが大切なの。」

などといってせかしてくる大人は多いですが、丁寧に理由を説明をしてくれる大人は少ないです。
さらには、答えを教えてはくれても、ハテナをハテナのままにしておいてくれる人はもっと少ないです。

僕が子どもの頃も、答えなんて求めてないし、ただハテナに共感する大人がいてほしいと思っていたので、
タクくんの今日の気分は少しだけわかるような気がしました。

子ども達のハテナを無自覚に受け流すのでも、安易に答えを示すのでもなく。
自覚をもって、その子のハテナはその子のハテナのままにしておくこと。
そして自分自身もその都度、新鮮な気持ちで、一緒に考え続けてみること。

そういうことを大切にしていきたいと思いました。

こころねのみなさんありがとうございました(*^^*)
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by doughnut-official | 2012-09-24 14:02 | コラム・エッセイ | Comments(3)

「保育のものさし」

僕はワークショップをやっているときや、考えているときに大切にしている基準があります。

それは、
「子ども達は笑っているか。」と「自分は笑っているか。」の二つ。

子どもたちがこの世界に生まれてきて。
生きるのって楽しいなぁ、幸せだなぁ。
大人たちも見てると楽しそうだなぁ。

っていう時間からはじまらなかったら、生きてく喜びも学びも夢もないように思います。
だから、まずは子どもたちも自分も笑って過ごせること、それを一番大切にしたい。

笑えない理由になるような計画なんて捨てちゃえ!
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by doughnut-official | 2012-09-07 10:50 | コラム・エッセイ | Comments(2)