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DONUT WORKSHOP REPORT

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カテゴリ:幼稚園・保育園などのWS( 51 )

子どもたちと絵の具を使う時に問われるもの と、一事が万事の話

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先週末は市内の親子講座にて、今週月曜は保育園でのワークショップでした。
どちらも絵の具でお絵描き。今日はそのリポートから。

絵の具は本当に面白い画材だとおもいます。
とてもよく表れるからです。
その人の思いやアイデアだけでなく、
身体の動きや、
気分や、
もっといえば、
どれくらい安心の中にいるかとか、
逆に抑圧の中にいるかとか、
そういうことが、表れます。

その色や描いた絵を心理的にどう見るかとか、そういう話ではなくて。
もっと単純に。

安心しているときは、アイデアも色々湧いてくるものですし。
落ち着いてないときは、それどころではないもので。
そんな時に、絵の具を紙にグシャってやれば気持ちいい。色と紙がもつ色んなルールを、自分の手で壊すことができるのは、たまりません。
そういう画材です。

なので、絵の具で自由に描こうというときは、大人の方に広い受け皿がないと、戸惑う道具でもあります。
子どもたちがワクワク描いてるときはいいですが、
子どもたちがワーッて解放しだしたときには、
「ちゃんとしよう!」
なんて、大きな声で注意をしてしまう。
これでは子どもにも、絵の具にも、理解が甘いと思います。

大切なことは、
じっくり、信じて、受け止める。
やっぱり、これだと思います。
表面上、言葉のの上で、どれだけ信じてるといったって、どこかで信じきれない人は、それがでます。
先に大きな声で止めちゃいます。
でも、それでは、その先で見れるはずだった、子どもたちの自身の、主体的な自己コントロールを見逃している。そして、見逃している人は、何年、何十年、保育や教育に関わっていても、ずーっと見逃し続けてしまいます。
ほんとに一回信じてるみるしかない。

なぜこんな話かというと、今回の保育園でのワークショップ。みんな最初は思いっきり絵の具でワー、ワーとなっていました。
発表会のあとだったそうです。
それが直接の影響かどうかは、本人たちにしかわかりませんが。(発表会がいるかいらないかの話も置いときます。)
でも、今日は開始からとにかくザワザワ。
最初の話も伝わらないくらいでした。
ただ、一つ見方を変えると、
今日の、このワークショップだから、結果も形も求められない時間だか。
子どもたちはそれも直感的にわかっていて、こういう反応なのかもしれない。
そう思ったら、ここでの僕の行動もさっきの二択です。

「ねえ!!話を聞いて!!しずかに!!」と大きな声を出して制御し、自分がもともと考えていたプログラムをおしすすめるのか。

それとも、
「とりあえず、今日は好きなように絵の具で遊ぼうか。」
といって、子どもたちの姿を受け止めてすすめるのか。

僕は後者です。
そうして、絵の具でワーッとスッキリとした子どもたちは、

自然と、自分たちのタイミングで、静かな造形に向かっていきました。
その静けさは、数分前までのガヤガヤ、ガチャガチャが嘘のように、ものすごく穏やかで。

あ、空気変わった。

と見ている大人たちも全員思うほど、わかりやすく。
自分たちの力で。
おしまいの片付けでは雑巾がけまで自分たちでしっかりやっていました。
満足していれば、命令や強制をしなくても、自分で片付けます。(写真右下)

子どもたちを動かすのは簡単です。
大きな声と、ストレスと、交換条件をつければ、
でも、動かさなければ、
子どもたちは、自分で動く。

今回もその姿をしっかり見せてもらいました。
やっぱり信じていたいものです。

こういうスタンスを受け入れてくれる保育士さんたちにも感謝ですね。
皆さん、ありがとうございました!
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by doughnut-official | 2016-12-10 11:44 | 幼稚園・保育園などのWS | Comments(0)

「空想水族館オープン!」

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火曜日はつるた保育園さんにて、空想水族館づくりのワークショップ。
みんな思い思いに生き物や世界を描いていきました。

実際に水族館や図鑑で見たのでしょう。
マンボウに、じんべいざめ、
あんこうに、ちんあなご、
シロナガスクジラ、
自分の記憶と体験を頼りに描いた生き物たちには、こども達の熱が帯びていました。

自分の好きな色で描いたオリジナルの魚に、自身でつけた名前は

「ひめうろこざかな」

綺麗な色のうろこを、お姫さまに例えた、そのセンスが素敵です。

ちょうちんあんこう型のオリジナル海底モービルなども登場しました。


絵に満足した人は、今度は廃材で海の中に持っていくものを作りました。

潜水用マスク(呼吸も可)

海中で見つけた生き物を調べられる機械

海中で友達と話せる通話パイプ(はぐれたら危ないから)

本当にたくさんの視点とアイデアが浮かんできます。

こうした姿、アイデアを見ていると、
子どもたちがいかに豊かな想像力をもっているか。
そして、それを使いこなしているかがわかります。

子ども達が想像力をはたらかせれば、
もうここは教室ではなくて、海の中なんですね。

何を描いても、何を作っても、オーケーで。
そこには正解も、うまいへたも関係なくて。
それぞれの経験をもとに現実と空想が混ざりあう表現の時間。

誰がどこを作ろうかなんて、誰は何をしなさいなんて、打ち合わせはありません。

誰が促すでもなく、誰がアドバイスするでもなく、それぞれが興味と好奇心のままに作り続けて、わずか二時間。

それでも、巨大な水槽には素敵な生き物たちが現れ、海中探検アイテムが生まれ、さらには竜宮城の入り口ができ、入り口でチケットまで配られ、中ではジュースまで飲めるようになっている。

どれも子どもたち自身で作りだした世界です。

なんとも魅力的で説得力のある、空想水族館がオープンしました♩
つるた保育園のみなさん、ありがとうございました(*^^*)
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by doughnut-official | 2016-02-04 19:11 | 幼稚園・保育園などのWS | Comments(0)

「自分できめる」

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水曜日はコトリエ幼児クラスでした。

ひとりひとりが、思い思いの世界・表現と向き合う時間。そのスタンスは、幼児クラスも同じです。

昆虫の標本づくりをするトックン。
ビー玉の冒険ステージを作るイッチャン。
昼間はお花屋、夜には花火があがるフラワータウンを作るガッくん。
オリジナル妖怪をつくるケーちゃん。

みな三人三様、いや、四人四様で制作をしていました。

「やったー!作り上げたぞー!」

ケーちゃんが、独り言ともとれる歓声をあげると、それを見て
「おぉ、かっこいいね。」
とガッくん。
そして、すぐまた自分の制作に戻るのでした。

自分の完成は自分できめる。

その本人の価値観を、評価ではなく共感する仲間。

かわいい五歳とか、まだ年中とか、そういう見方で甘く見たら見逃してしまう。
魅力的な四人なのでした。
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by doughnut-official | 2016-01-23 17:54 | 幼稚園・保育園などのWS | Comments(0)

「表現は、頭と体と生活と、つながっている」

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月曜日は埼玉県は草加市内の保育園さんにて造形ワークショップでした。
段ボールに空き箱、ロール芯や色紙、身近な素材を組み合わせただけでも、そこに限りない想像力があわされば、こどもたちは、好きな動物に、憧れのヒーロー、こわーいおばけ、何にだって変身していました。
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頭の中のイメージは、手を使うことで形になり、
形が生まれることによって、またいっそうイメージの世界も広がっていく。
今度はそれが、遊びとして言葉や全身で表現されて。
時には、歌になったり。
また、作りはじめたり。

言語表現、美術表現、音楽表現、言い方は色々ありますが、
もとをたどれば、それらはあくまで整理するための分類であって。
どれも個々人の頭と体と生活につながっているのだということを、子どもたちのライブな姿から確認させてもらうのでした。

作りました。よくできました。はい、おしまい!
踊れました。よくできました。はい、おしまい!
演じました。よくできました。はい、おしまい!

評価目線の、こんな位置づけではもったいない、
表現活動です。
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by doughnut-official | 2016-01-20 20:41 | 幼稚園・保育園などのWS | Comments(0)

「絵に込められた思い」

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今日はお隣、草加市の保育園にて、3.4歳クラスと造形ワークショップ♩ペープサートを作って遊びました。

いきなりですが、この絵の女の子が持っている四つのプレゼントの箱、なにが入ってると思いますか。

中にはそれぞれ、ドキドキプリキュア、スマイルプリキュア、アンパンマン、トミカのおもちゃが入ってるそうで。
アンパンマンとトミカは弟へのプレゼントなんだそうです。

自分の好きなものと、弟の好きなものをプレゼントという形にしたんですね。

こんな思いの込もった絵を前に、上手か下手かとか、ハサミが使えているとか、そんな視点はナンセンスだと思います。

子どもの様々な表現を見て、

どんなことを想像しているのか。
どんな思いを込めているのか。

そのことに、保護者も、保育者も、ウキウキできるような、子育て・保育の視点が広がっていけばと思います。

そして、もうひとつ。

たった一枚の絵を前に、子ども達がどれほど豊かに想像を膨らませているか。

反対にいうと、こちらもどれくらい、子どもの絵や絵本の絵に対して真剣に想像を膨らませて見ているか。

そのことについても丁寧に心をかけていたいと思います。
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by doughnut-official | 2015-11-28 20:28 | 幼稚園・保育園などのWS | Comments(0)

「大人たちが捨てること」

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本日は、つるた保育園さん造形ワークショップからリポートです♩

年長クラスでは空箱や廃材を使って家を作って、遊びました。

僕は工作に関して、最初から作り方や使い方を教えないようにしています。

理由は色々ありますが、一番は子どもたちが自分で、自分なりの方法やアイデアを見つけると思っているからです。

今日はこの素材と、テーマから、こどもたちはどんなことを見つけるだろう?

そう思って楽しみにしていると、こどもたちは作品と、取り組む背中で見せてくれます。

家の組み立て方。

安定のさせ方。

どんなことをして過ごす家なのか。

誰が過ごす家で、間取りはどうしようか。

どこに建てようか。

どれも子ども達は自分で考え、表現していきます。

作り方を先に大人が決めないから、作り方は無限に広がっていく。

答えを大人が教えないから、どれもが発見で、どれもが正解になる。

そうやって想像の世界を膨らませ、試行錯誤し、表現していくこどもたちは、本当に魅力的。

大人目線で見たら、教育や保育に目的・ゴールはつきものなのかもしれません。

先周りして教えたら、もっと整ったものが作れることもわかります。

でも。

もしかしたら、子どもの近くにいる大人がそうした物差しを捨てることから、

言いかえれば、子ども達の力を信じることから、

子ども主体の豊かな育ちの時間がはじまるのではないかと思います。

つるた保育園の子どもたち、そして造形の時間をニッコリ見守ってくれる先生たち、ありがとうございました(*^^*)
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by doughnut-official | 2015-11-15 01:32 | 幼稚園・保育園などのWS | Comments(0)

「好きの力と環境」

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本日は、今年度から毎月一回行っている日光はさかえ保育園の子どもたちとのワークショップでした。
今回使ったのは粘土。
その中で、子ども達が作り、遊ぶ姿に、たくさんの学びをもらったので紹介します。

まずは、僕自身、このメンバーと粘土で遊ぶのは初めてだったので、
みんなが普段どんな風に形を作ったり、粘土を使うのか、様子を見せてもらうところからはじめようと、自由に好きなものを作ってもらいました。

すると、みんなとにかくよく作る。
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(写真に写っている作品は全て子どもたちの作品です。)

普段から粘土で遊ぶのが大好きだという子どもたち。
その作品の細かさといったら、
担任保育士が「私には作れませんね。」
と舌を巻くほどでした。

子どもたちの細かな指使いやへら使いを見て、
僕が担任に「これまでに粘土や道具の使い方を先生たちが教えてきましたか?」と聞くと、
そうではなく、「ふだんから、それぞれが好きな時に自由に遊んでいるだけ。」と教えてくれました。

大人が形の作り方を教えたわけではありません。
大人がヘラの使い方を教えたわけではありません。

ただそこに粘土があって、
それを自分で触って、
考えて、
思い浮かんで、
また手を動かす。

思うようにいったり、
いかなかったりして、
また考えて、手を動かして、作る。

できたら、その作品で友達と遊んで、
つまり想像の世界を誰かと共有して、

また作る。

これの繰り返し。

そうやって体験を積み重ねてきて、
ふと気づいてみると、子どもたちは、
保育士が「私には作れない!」と思うほどの作品を生み出したり、
アイデアを考えたりしていているのでした。

*********************

ここで大人が関わっていることは何かというと、環境だけなのだと思います。

まず、粘土がある環境

そして、粘土を自由に使える環境

さらには、作った物を友達と認めあえたり、
(認め合うというと一気に行業しくなりますが、要は一緒に遊ぶこと)

失敗しても、周りの評価を気にしないでいられる環境

など、色々な環境があっての、子どもたちの経験と、そして今なんですね。

極論ですが、教えることは奪うことにもなりかねない。

そんな意識を持ちつつ、

子どもたちの「好き」と「好奇心」の力をどこまでも信じていたいと思わせてもらう、
今日のワークショップでした。

*********

子ども達が自ら育つ姿というのをたくさん見せてもらうと、
保育や教育における大人の役割を、あらためて考える場面に何度も立たされます。

子どもを大人が育てるのか。

それとも

子どもが自ら育つ環境を大人が作るのか。

いや、「環境を大人が作る」っていうのも、僕はまだ言い過ぎな気がします。


子どもが自ら育つ環境の「一端」を大人が作る。


僕たち、こども環境デザイン研究所はここから、はじめます。

さかえ保育園のみなさん、ありがとうございました(*^^*)
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by doughnut-official | 2015-10-07 18:08 | 幼稚園・保育園などのWS | Comments(0)

「一枚の絵から、どこまでも広がる子ども達の想像の世界」

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先日は、栃木県は陽だまり保育園さんにてワークショップ&研修会をやってきました。
こちらので園は以前、園のホール入口に壁画を描かせてもらいまして。
今回はその絵をきっかけにして遊びました。

今日は、その中でのライブ感あふれるお絵かき遊びをリポート。

*****

思い思いの絵を描いて、壁画を舞台に、ごっこ遊びをしました。
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その中で、宇宙にいってみようと、ロケットを描いて、壁にはったAくん。

自分のロケットを眺めていると、Bくんが気づきました。
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「Aちゃん!大変!大変だよ!」

少し離れたところにいたAくんに向かって叫びます。
振り返るAくん。

「あそこじゃ、うちゅうじんの王さまに追いつかれちゃう!」

Bくんのその言葉をきいて、もう一度ロケットをみたAくん。
Aくんのロケットは宇宙人の乗る宇宙船の前を飛んでいました。

イメージを膨らませ、きっと色々考えたのでしょう。
一間おいたあと、

「ひでちゃん、離して!離して!」(自分のロケットを宇宙人から)

自分では届かない高さなので、僕が動かしました。

「このへん?」

確認しながら位置を離すと、

「うん。」

というので、はりました。

するともう一度、ロケットと宇宙人の位置をみた後、
また一間おいてAくん。

「やっぱりだめ!はがして!はがして!」

そういわれてロケットをはがす僕。
すると僕が渡すより早く、Aくんはロケットをつかみとり、自分の作っていた場所に走り出しました。
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そして描きます。
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ロケットに何かを描き足すと、
またクレヨンを置くより早くかけ出しました。
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走る。
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走る。
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もう一度、壁画の前に戻ってきて言いました。
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「ひでちゃん。宇宙人のところにやって!」

「だいじょうぶなの?」

「火!つけたの。だから、そこはって!!」

Aくんは、自分のロケットに4本の線で、ジェット噴射を描きたしたのでした。

そして
「おーい!B-!!」
Aくんは、さっき教えてくれたBくんをよびます。

「みてよ!じゃじゃーん!もうだいじょうぶ!火で燃せる!!」

そういって、二人で眺めたあと、自分たちの思い描いた世界に納得し、
次の絵を描きに戻っていきました。

********

自分の絵を、今にも飛び上がらんばかりの(というより、ほんとに少しこきざみにジャンプしていました。)ワクワクした表情で眺めるAくん。

彼の頭の中では、

宇宙人との逃走劇が繰り広げられていたのか、

それともスピード勝負の後、宇宙人と友達になったのか、

そこにどんな世界が広がっていたのかを、
他人が、大人が、ひと目で見てわかることはほとんどありません。

でも、彼の世界は、
彼の豊かな物語の世界は、
たった四本の線に、間違いなく、込められていたのでした。

*******

子ども達の表現や作品は
形としてはわかりにくかったり、

また、小さければ小さいほど、技術が身についていないですから
(というよりも身体自体の経験年数そのものがまだ少ないわけだから、すごく自然なことなのですが。)
親や先生が一目みて「おぉ」と思うような出来栄えにはならないかもしれません。

でも、そこには確実にあるのだと思います。

思いが、

考えが、

世界が。

そして、そんな子ども達の描く世界のタネを、

大人が大人の経験と技術を駆使して形にしたらどうなるだろうと考えると、

例えば、人間と宇宙人の逃走劇はエイリアンみたいな映画になるかもしれないし、

例えば、宇宙船同士のスピード勝負はスターウォーズみたい映画になるかもしれないし、

もっといけば、映画の世界も飛び越えて、
現実の世界でものすごい研究や技術を生みだす、

そんな世界のタネなのかもしれません。
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*****

こういう目には見えにくい子ども達の魅力を、
親や先生や周りの大人達と共有しあいながら、
これからも、子どもの育ちの時間に、丁寧に関わっていければと思います。

陽だまり保育園の皆さん、ありがとうございました(*^^*)
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by doughnut-official | 2015-06-30 12:29 | 幼稚園・保育園などのWS | Comments(2)

「子どもの、というよりも人間の、学ぶ力・育つ力はそんなに未熟じゃない」

大みそか。
いかがお過ごしでしょうか。
僕はこの一年を振り返りながら、たくさんの出会いへの感謝しつつ、新年へのワクワクを膨らませつつ、ゆっくりと過ごしています。

さて、2014年駆け込みで、12月の報告の続きです。

ホームタウンは越谷市でお仕事をいただく機会も増えてきまして、今月は親子講座も三回やらせてもらいました。
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今年は講師or監修という形で、市内だけで30回を超えるほど、子育てサロンに関わらせてもらい、回を重ねるほど、できていく人のつながりや、毎回ごとに見せてもらえる小さな成長のドラマがたくさんでした。ありがとうございました。

***

つづいてはお隣、草加市の保育園さんにて造形遊びのワークショップ。
こちらでは、おえかきごっこ遊びをしました。
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ある男の子は自転車を描きながら、
「あ、駐車場(駐輪場)も作らなきゃ」
「屋根がないと濡れちゃうな。」
と独り言を言いながら、どんどんイメージを膨らませていきます。

このシーンだけでも、子どもがいかに、自分の体験や経験をもとにして、どれだけ鮮明に想像を働かせているかが伝わってきますよね。

こちらの園とのきっかけは、なんと学生時代の地域ボランティアでの出会い。
それ以降、僕の仕事を応援していてくださっていたのですが、その人が園の主任になったことで、ワークショップが実現しました。
おかげさまで子ども達からもご好評をいただき、来年は通年でワークショップ&保育士の研修をさせていただくことになりました。
ありがとうございます♪

***
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つづいては、こちらも恒例となりました、
文教大学は青山先生の授業です。今年は「こども若者支援論」にて、講演をさせてもらいました。学生のツイッターと連動しながら行う青山先生とのセッションはいつもの講座とは一味違う刺激的な時間でした。
学生時代は面白い、そして卒業した後はさらにもっともっと面白い。そんなメッセージを伝えさせてもらいました。青山先生ありがとうございました!
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***
さらに、僕自身、毎月のお楽しみでもあります、ララガーデン川口さんでのワークショップ。
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おかげさまで評判がひろまり、来年は新たにララガーデンつくばさんでも開催が予定されています。こちらも詳細決まりましたらお知らせしますので楽しみにしていてくださいね。

***

つくばといえば、こちら、たねまきさん主催の工作室にも呼んでいただきました。
小学1年生から中学生までが幅広い参加者の集まるここのWSでは、
今回、中学生のお兄さんが家で作ってきた手作りの弓が他の参加者の憧れとなっていました。
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そして、それをきっかけに、彼が他の子ども達の中でのちょっとした先生になっていました。
「やってみたい」を共有した子ども達は、自然と教え、教わる関係を作るのでしょう。

***

最後は、きぬ川幼稚園にて、みんなの遊園地を作って遊んできました。
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この遊園地は、自分達の大好きな遊びやモノやヒトや何でも集まるとっておきの場所です。
作っている中では、楽しいアトラクションやお店が生まれただけでなく、
子ども達の幅広い視点に改めて、驚かせてもらいました。

というのも、僕からの子ども達への提案は「好きなものを集めた、遊園地を作ろう!」でした。それに対して子ども達の作品から見られた視点は、

例えば、お花と置き物。
遊べるものを作るだけじゃなくて、「素敵でキレイなのがいいな」と、景観に想像を広げていました。

例えば、音楽。
「楽しい音楽もいるね!」楽器を作って、遊園地の各所に設置していました。これは演出への視点ですね。

例えば、ルール。
ロープウェイを作った子は、待つ時間(乗車時間)などを考慮し、それに乗れるかどうかはくじ引きで決まるというゲームルールも盛り込んでいました。

例えば、シャッター。
閉園後、「お客さんがまちがえて入っちゃうといけないから」といって、シャッターを作っている子もいました。その後は、頃合いを見ながら、「オープンです!」「準備中でーす!」と開けたり、締めたりして、管理役をしていました。
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きぬ川幼稚園のみなさん、ありがとうございました(^^)
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*****

保育園でのリポートもそうですが、
こんな風に、子ども達が遊びの中で見せてくれる、想像は本当に面白いです。

子どもというのは、大人と比べると経験は少ないですが、
経験が少ない時期ということは、言い換えれば、
本当に大切なことしか吸収していない時期ということなのかもしれません。

だからこそ、作品にあらわれる、子ども達なりのアイデアは、理屈にはあっていなくても、どこか核心をついてることが多い。

そんな風に子ども達が、自ら考え、作りだし、解釈しようとする姿勢には、こちらも真摯に向きあうしかいですし、それがとても楽しい。
今年も一年、たっぷり楽しい時間を過ごさせてもらいました。

現場の雰囲気を見てみると、まだまだ
「子どもは、大人が教えなければ未熟だ」
「子どもは、大人が育てなければ育たない」
というような、教育観・保育観がしみ込んでいる部分は少なくはありません。

しかし2014年のしめくくり、僕はあらためて、

子どもの、というよりも人間の、学ぶ力・育つ力は、そんなに未熟じゃないぞ。

と思います。
たしかに物事には、
教わらなければわからないことも、
育ててもらわなければ、育たないこともあります。

でもその理由は、「子どもだから」ということではないでしょう。
大人でも子どもでも関係なく、教わることは教わることです。

様々な学びを、何でもかんでも「子どもだから」ということからはじめては違うと思います。

2015年、子ども自らが、自分で考えて遊び・学ぶ時間や環境がもっともっと広がっていきますように。
僕も、思いっきり楽しみながら、がんばります。

ブログを読んでくれている皆さん、WSや研修で出会った皆さん、保育雑誌などのページで出会えた皆さん、今年も一年ありがとうございました。

良いお年をお迎えください(*^^*)
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by doughnut-official | 2014-12-31 16:28 | 幼稚園・保育園などのWS | Comments(0)

「近況報告」

こんにちは!
きづけば、12月もあと半分!今回はすこしまとめて最近の様子を報告したいと思います。

まずは、栃木県保育士部会にて、研修会に呼んでいただきました。
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幼児期の子どもの育ちにおいて、
親や保育者が、とくに見えるものばかりにとらわれてしまいやすいことの一つが、表現活動だと思います。

造形表現でいうと、たとえば
はさみが上手に使える・筆で色を上手にぬれるといった技術のできる・できないや、
この子の作品はきれい・あの子の作品はうまいといった見栄えなど。
見えるものに、ついつい目がいってしまいがち。

しかし、大人が結果や完成ばかりにとらわれ、
子どもの活動を、必要性と結果で見はじめると、
本来の表現の面白さからはどんどん離れていくように思います。

はさみを上手に使えるようになるために、はさみを練習する。

こういうことが当たり前のように考えられていますが、
道具と人の関係の、本当の順序はそうじゃありません。

切るのが面白いから、
はたまた、切りたいものがあるからはさみを使うんです。

絵の具と筆もそう。
描くために使う。描きたいから使うのです。

道具が上手に使えるようになるために、練習のするために使うんじゃなく、
描きたいもの、作りたいものがあるから使うのです。

道具は目的ではなく、手段。

今回はそんなところから、話をさせてもらいました。

*****

そのあとは、昨年から呼んでもらっているフリースクールりんごの木さんへ。
合同学園祭にむけて看板づくりを行ったり、マイ看板を作ったり、思い思いに描いてもらいました。
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つづいて、陽だまり保育園さんにて、メイトさんから刊行中の食育雑誌「いただきます ごちそうさま」の撮影をおこなってきました。
詳細はまだ紹介できませんが、来年は一年通して、毎号造形遊びのページを担当させてもらっているので、お楽しみにしていてくださいね。
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*****

つづいては足利にあります山川ふれあいセンターにて、保育園が主催のちょっと早めのクリスマスワークショップ。
身近にあるもので、クリスマス前のサンタの街を作りました。

エントツすりぬけ練習場、
ターボつきソリ、
遊び用ソリすべり台、etc
思い思いに、サンタの街ならではの建物や場所を考えて作って遊びました。
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こちらのイベントでは、このワークショップのほかにも木の実を使ったリース作りや、オーナメント作りなど、かわいいプログラムもたくさんあったのですが、あるお母さんが息子さんに

「そろそろ、リース作りにいこうよー!」と誘うと、

「俺はいいや。ここで街を作ってるから、お母さんいっておいで。」

と男の子。
彼の一言がこの日のワークショップの雰囲気を物語っていました。

*****

最後は初進出!静岡県は六合第一保育園さんにて、親子のワークショップと講座をさせてもらいました。
のびのびと作る親子のみなさん。
真剣に遊び、学びあう保育士のみなさん。
思いを語る園長先生。
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また素晴らしい出会いと、そしてはじまりの予感にワクワクでした。

なぜ静岡からオファーがかかったのか伺ってみると、
こどもの本や教材の代理店さんからの口コミとのことで。
人のつながり本当にすごいですね。

*****

いろいろな人に出会い、色々な表現に出会い、
一人一人の考えや好みを知り、こちらの考えや思いも伝える。

ワークショップも、講座も、
それ自体がとても楽しいコミュニケーションの方法だなぁとあらためて、実感させてもらうこの頃です。

参加してくれた皆さん、呼んでくれた皆さん、つないでくれた皆さん、
ありがとうございました(*^^*)
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by doughnut-official | 2014-12-13 08:33 | 幼稚園・保育園などのWS | Comments(0)