新年あけましておめでとうございます!
なんて、あっという間に1月も後半に入ってしまいましたね。
遅いご挨拶となり、楽しみに読んでくれている皆さん、たいへん失礼いたしました。
新年最初にお待たせした分、2015年はよりいっそうワクワクしていただきますので、
皆様どうぞ宜しくお願いします!
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さて、今年最初のお仕事は、栃木県北部地区の主任保育士さん達を対象とした研修会でした。
普段の保育士研修でお話しさせていただく造形活動のポイントに加えて
今回は、「担任の保育士が子どもたちに寄り添った保育を行う」
そのために「主任保育士はどんなことができるのか」
というテーマでお話させていただきました。
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「担任の保育士が子どもに寄り添う保育を行う」
これを考えるうえで、今回整理したのは、あえて反対に、
「保育士が子どもに寄り添えなくなる時はいつか?」
ということからはじめました。
保育士たちが子ども寄り添えなくなる場面を考えてみると、その問題点はおのずと見えてきます。
ポイントはいくつもあるのでしょうが、今回その中の一つとして整理したのが、
保育士の感じている「焦り」です。
焦り
例えば、
子どもたちの作品や発表の評価への焦り
その日のタイムテーブルへの焦り
そして、保育者自身の評価に対する焦り
保育者は、自分が焦ってしまった時に、
言いかえると、
目の前の子どもの姿よりも自分の評価を優先してしまった時に、
子どもの姿が見えにくくなり、強引になったり誘導的になったりすることが多いように思います。
それならば、担任の保育士の焦りを取り払うために、主任保育士には何ができるのか。
これについてお話しさせてもらいました。
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僕が子ども達とワークショップをする上で、
のびのびと表現できるような雰囲気を心がける上で、
とくに大切にしていることの一つが「安心を作ること」と、いつもお話ししています。
僕と子ども達の間にある安心。
そして、担任の保育者と、子ども達の間にある安心。
これは、そのまま、担任と主任の関係にも通じているのだと思います。
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また、安心というと、なんだか柔らかいイメージが先行するかもしれませんが、
安心は、例えば保育者の優しい雰囲気、柔らかい言葉といった表面上な関わりで生まれるのではないのでしょう。
嬉しいことや、がんばったことを共に喜んでくれる共感者であり、
と同時に、
失敗や反省にも寄り添い、はげましてくれる共感者であり、
また、時にはまだ知らない価値観に出会わせてくれる提案者でもある。
そんな存在がいてくれるからこそ、
子ども達の中にも、
保育士たちの中にも、
育つことへの「安心」が生まれるのではないかと、僕は思います。
主任先生が、そして園長が、
頼もしく、穏やかに、時に厳しく、周りの保育士達と共に育ちあうチームワークの発信源になれたら素敵ですよね。
参加してくれた皆さん、ありがとうございました(*^^*)
次回は、新年度の大大発表を行いますので、お楽しみに♪