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DONUT WORKSHOP REPORT

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「子どもの、というよりも人間の、学ぶ力・育つ力はそんなに未熟じゃない」

大みそか。
いかがお過ごしでしょうか。
僕はこの一年を振り返りながら、たくさんの出会いへの感謝しつつ、新年へのワクワクを膨らませつつ、ゆっくりと過ごしています。

さて、2014年駆け込みで、12月の報告の続きです。

ホームタウンは越谷市でお仕事をいただく機会も増えてきまして、今月は親子講座も三回やらせてもらいました。
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今年は講師or監修という形で、市内だけで30回を超えるほど、子育てサロンに関わらせてもらい、回を重ねるほど、できていく人のつながりや、毎回ごとに見せてもらえる小さな成長のドラマがたくさんでした。ありがとうございました。

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つづいてはお隣、草加市の保育園さんにて造形遊びのワークショップ。
こちらでは、おえかきごっこ遊びをしました。
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ある男の子は自転車を描きながら、
「あ、駐車場(駐輪場)も作らなきゃ」
「屋根がないと濡れちゃうな。」
と独り言を言いながら、どんどんイメージを膨らませていきます。

このシーンだけでも、子どもがいかに、自分の体験や経験をもとにして、どれだけ鮮明に想像を働かせているかが伝わってきますよね。

こちらの園とのきっかけは、なんと学生時代の地域ボランティアでの出会い。
それ以降、僕の仕事を応援していてくださっていたのですが、その人が園の主任になったことで、ワークショップが実現しました。
おかげさまで子ども達からもご好評をいただき、来年は通年でワークショップ&保育士の研修をさせていただくことになりました。
ありがとうございます♪

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つづいては、こちらも恒例となりました、
文教大学は青山先生の授業です。今年は「こども若者支援論」にて、講演をさせてもらいました。学生のツイッターと連動しながら行う青山先生とのセッションはいつもの講座とは一味違う刺激的な時間でした。
学生時代は面白い、そして卒業した後はさらにもっともっと面白い。そんなメッセージを伝えさせてもらいました。青山先生ありがとうございました!
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さらに、僕自身、毎月のお楽しみでもあります、ララガーデン川口さんでのワークショップ。
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おかげさまで評判がひろまり、来年は新たにララガーデンつくばさんでも開催が予定されています。こちらも詳細決まりましたらお知らせしますので楽しみにしていてくださいね。

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つくばといえば、こちら、たねまきさん主催の工作室にも呼んでいただきました。
小学1年生から中学生までが幅広い参加者の集まるここのWSでは、
今回、中学生のお兄さんが家で作ってきた手作りの弓が他の参加者の憧れとなっていました。
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そして、それをきっかけに、彼が他の子ども達の中でのちょっとした先生になっていました。
「やってみたい」を共有した子ども達は、自然と教え、教わる関係を作るのでしょう。

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最後は、きぬ川幼稚園にて、みんなの遊園地を作って遊んできました。
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この遊園地は、自分達の大好きな遊びやモノやヒトや何でも集まるとっておきの場所です。
作っている中では、楽しいアトラクションやお店が生まれただけでなく、
子ども達の幅広い視点に改めて、驚かせてもらいました。

というのも、僕からの子ども達への提案は「好きなものを集めた、遊園地を作ろう!」でした。それに対して子ども達の作品から見られた視点は、

例えば、お花と置き物。
遊べるものを作るだけじゃなくて、「素敵でキレイなのがいいな」と、景観に想像を広げていました。

例えば、音楽。
「楽しい音楽もいるね!」楽器を作って、遊園地の各所に設置していました。これは演出への視点ですね。

例えば、ルール。
ロープウェイを作った子は、待つ時間(乗車時間)などを考慮し、それに乗れるかどうかはくじ引きで決まるというゲームルールも盛り込んでいました。

例えば、シャッター。
閉園後、「お客さんがまちがえて入っちゃうといけないから」といって、シャッターを作っている子もいました。その後は、頃合いを見ながら、「オープンです!」「準備中でーす!」と開けたり、締めたりして、管理役をしていました。
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きぬ川幼稚園のみなさん、ありがとうございました(^^)
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保育園でのリポートもそうですが、
こんな風に、子ども達が遊びの中で見せてくれる、想像は本当に面白いです。

子どもというのは、大人と比べると経験は少ないですが、
経験が少ない時期ということは、言い換えれば、
本当に大切なことしか吸収していない時期ということなのかもしれません。

だからこそ、作品にあらわれる、子ども達なりのアイデアは、理屈にはあっていなくても、どこか核心をついてることが多い。

そんな風に子ども達が、自ら考え、作りだし、解釈しようとする姿勢には、こちらも真摯に向きあうしかいですし、それがとても楽しい。
今年も一年、たっぷり楽しい時間を過ごさせてもらいました。

現場の雰囲気を見てみると、まだまだ
「子どもは、大人が教えなければ未熟だ」
「子どもは、大人が育てなければ育たない」
というような、教育観・保育観がしみ込んでいる部分は少なくはありません。

しかし2014年のしめくくり、僕はあらためて、

子どもの、というよりも人間の、学ぶ力・育つ力は、そんなに未熟じゃないぞ。

と思います。
たしかに物事には、
教わらなければわからないことも、
育ててもらわなければ、育たないこともあります。

でもその理由は、「子どもだから」ということではないでしょう。
大人でも子どもでも関係なく、教わることは教わることです。

様々な学びを、何でもかんでも「子どもだから」ということからはじめては違うと思います。

2015年、子ども自らが、自分で考えて遊び・学ぶ時間や環境がもっともっと広がっていきますように。
僕も、思いっきり楽しみながら、がんばります。

ブログを読んでくれている皆さん、WSや研修で出会った皆さん、保育雑誌などのページで出会えた皆さん、今年も一年ありがとうございました。

良いお年をお迎えください(*^^*)
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by doughnut-official | 2014-12-31 16:28 | 幼稚園・保育園などのWS | Comments(0)
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