こんにちは!
きづけば、12月もあと半分!今回はすこしまとめて最近の様子を報告したいと思います。
まずは、栃木県保育士部会にて、研修会に呼んでいただきました。
幼児期の子どもの育ちにおいて、
親や保育者が、とくに見えるものばかりにとらわれてしまいやすいことの一つが、表現活動だと思います。
造形表現でいうと、たとえば
はさみが上手に使える・筆で色を上手にぬれるといった技術のできる・できないや、
この子の作品はきれい・あの子の作品はうまいといった見栄えなど。
見えるものに、ついつい目がいってしまいがち。
しかし、大人が結果や完成ばかりにとらわれ、
子どもの活動を、必要性と結果で見はじめると、
本来の表現の面白さからはどんどん離れていくように思います。
はさみを上手に使えるようになるために、はさみを練習する。
こういうことが当たり前のように考えられていますが、
道具と人の関係の、本当の順序はそうじゃありません。
切るのが面白いから、
はたまた、切りたいものがあるからはさみを使うんです。
絵の具と筆もそう。
描くために使う。描きたいから使うのです。
道具が上手に使えるようになるために、練習のするために使うんじゃなく、
描きたいもの、作りたいものがあるから使うのです。
道具は目的ではなく、手段。
今回はそんなところから、話をさせてもらいました。
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そのあとは、昨年から呼んでもらっているフリースクールりんごの木さんへ。
合同学園祭にむけて看板づくりを行ったり、マイ看板を作ったり、思い思いに描いてもらいました。
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つづいて、陽だまり保育園さんにて、メイトさんから刊行中の食育雑誌「いただきます ごちそうさま」の撮影をおこなってきました。
詳細はまだ紹介できませんが、来年は一年通して、毎号造形遊びのページを担当させてもらっているので、お楽しみにしていてくださいね。
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つづいては足利にあります山川ふれあいセンターにて、保育園が主催のちょっと早めのクリスマスワークショップ。
身近にあるもので、クリスマス前のサンタの街を作りました。
エントツすりぬけ練習場、
ターボつきソリ、
遊び用ソリすべり台、etc
思い思いに、サンタの街ならではの建物や場所を考えて作って遊びました。
こちらのイベントでは、このワークショップのほかにも木の実を使ったリース作りや、オーナメント作りなど、かわいいプログラムもたくさんあったのですが、あるお母さんが息子さんに
「そろそろ、リース作りにいこうよー!」と誘うと、
「俺はいいや。ここで街を作ってるから、お母さんいっておいで。」
と男の子。
彼の一言がこの日のワークショップの雰囲気を物語っていました。
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最後は初進出!静岡県は六合第一保育園さんにて、親子のワークショップと講座をさせてもらいました。
のびのびと作る親子のみなさん。
真剣に遊び、学びあう保育士のみなさん。
思いを語る園長先生。
また素晴らしい出会いと、そしてはじまりの予感にワクワクでした。
なぜ静岡からオファーがかかったのか伺ってみると、
こどもの本や教材の代理店さんからの口コミとのことで。
人のつながり本当にすごいですね。
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いろいろな人に出会い、色々な表現に出会い、
一人一人の考えや好みを知り、こちらの考えや思いも伝える。
ワークショップも、講座も、
それ自体がとても楽しいコミュニケーションの方法だなぁとあらためて、実感させてもらうこの頃です。
参加してくれた皆さん、呼んでくれた皆さん、つないでくれた皆さん、
ありがとうございました(*^^*)