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DONUT WORKSHOP REPORT

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一歳三か月のコミュニケーションに対する誠実さ

こんにちは(^^)
あっという間に五月にはいりましたね!みなさんGWはおでかけされるのでしょうか。

僕の最近はというと、今月末から動き出す色々な企画の打ち合わせ&準備の日々といった感じです。ブログでも少しずつ告知していきますね♩

さて、準備しているものの一つに「小学校の倉庫にこども達と絵を描こう!」というプロジェクトがあります。
企画してくれたのは、嬉しいことに学生時代に切磋琢磨した親友です。
七年前、僕はこども達との造形遊びの専門へ、友人は小学校の先生へ、と別れた道が再び交わることになりました。感謝です。
*****

今日は、その打ち合わせの時に新しくできた小さな友人のことをリポートしたいと思います。彼の娘で、一歳三ヶ月のミーさんです。
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前回も書きましたが、僕は初めての人・まだあまり知らない人に出会ったときは、
相手が何歳であっても、気軽に距離をつめたりはできません。

なのでミーさんとも、少し離れたところから様子を伺い、たまに目があえば、ニコリ。
というのを繰り返していました。

一方、彼女もよく見ていました。
自分には誰だかわからないけれど、何やらお父さん・お母さんとは親しげに話している人。
お父さんやお母さんはこの人(僕)に警戒することなく、笑顔をむけていること。
お父さんやお母さんと一緒に、この人も自分に微笑みかけてくれること。
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そんな時間を過ごしていくうちにミーさん、
「こいつは安全だ。そしてちょっと面白そうだ。」
と判断したのでしょう。
だんだんと距離が近くなり、気づけば、僕の足をトンネルにしてくぐっていました。
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1歳のコミュニケーションに対する誠実さ
学校での打ち合わせが終わったあとは、お家に訪問させてもらいました。
奥さんがおやつや飲み物をだしてくれ、友人との話がひと段落すると、ミーさんは僕のところに自分のおもちゃをもってきました。
そして、そのおもちゃでどんな風に遊ぶのか教えてくれました。

まずはこれ。穴にいれて遊びます。
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それから積み木で上に三角をのせるところもみせてくれたり、お絵描きボードで彼女が描いたものを僕が食べる真似をして、彼女はそれを見て「おいしい」と、ごっこ遊びをしたりしました。
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と、遊んでいるうちにふと気づきました。

彼女は、僕がどんな人かを、ものすごく真剣に知ろうとしていたということにです。

自分のお気に入りのおもちゃを紹介することで、
僕がどんな人で、どんなことに関心をもち、どんな反応をするのか、そして、その反応は自分自身の好みにあうかを知ろうとする。

僕も同じです。
みーさんがどんなことを考えて、どんなことに面白さを感じて、どんな反応をするか。
そしてそれを僕自身も楽しいと感じるかを知ろうとする。

お互いに手抜きはなし。
こういう誠実なコミュニケーションというのはとても面白いですよね。
その面白さは、小さな子どもをあやす、かわいがるという視点とは違って。
ミーティングが盛り上がっている時とか、スポーツで良い試合をしている時とか、そういう感覚に近いように思います。

一歳三か月、いいかえると15か月生きてきたみーさんは、15か月分の知識と経験と想像をフル活用して、
30歳七か月=367か月生きてきた僕は、367か月分の知識と経験と想像をフル活用して、やりとりをする。
15/15対367/367=1対1のフェアなやりとりです。
だから面白い。
年齢は関係ありません。
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*****
年齢の先入観
しかし、子育てや保育や教育の現場で大人と子どものやりとりを見ていると、例えば1歳と30歳の場合、
1歳の子どもに対して30歳の大人は、子どもを自分の年齢30年分の1年として見る人が少なくないように思います。もちろん社会的な面(他者との関わりの中で生きるという意味で)で見ればそういう部分もありますが、それだけでは見えなくなってしまう、その子ならではの魅力や能力もあるように思います。

皆さんはどうでしょうか。
見えないだけならまだしも、先入観が子どもの成長の天井となり、可能性を阻む壁となってしまうこともありますので、丁寧に見ていきたいものですね。

(このリポートでは、なるべく年齢を紹介するようにしているのですが、それは年齢の先入観の濃さをひしひしと感じるからこそ、先入観を少しでも壊すことができればという思いから、あえて書くようにしています。)

*****

よく見て、考えて、自分と相手の共感、あるいは違和感を、一生懸命に捉えようとする。
ミーさんは、とても誠実なコミュニケーションをもって、世界をとらえようとしている人でした。

そして、そんなミーさんの姿をこれまた誠実に、温かく、のんびりと見守っているのが、お父さんとお母さんでした。
ゆう先生、さあママ、ミーさん、ありがとうございました(*^^*)
企画、子ども達とみんなで成功させましょうね♪
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by doughnut-official | 2014-05-02 11:55 | コラム・エッセイ | Comments(4)
Commented by もりたひとみ at 2014-07-15 20:44 x
わたしは保育士です。
いまちょうど、ミーさんと同じくらいの子供たちの担任をしています。

わたしは、子どもと大人の区別はただ大人がしているだけで、一歳の子もいろんなことをよく考えるチカラがあると思っています。
子どもも人、大人も人。
大人と子どもとしてではなく、人と人としてコミュニケーションを取っていけたらと思ってしまいます。
でも、それだと保育士としての役割を果たしていないと言われるはずです。
日々答えを見つけています。
Commented by doughnut-official at 2014-07-16 00:08
>もりたさん
コメントありがとうございます(^^)
>でも、それだと保育士としての役割を果たしていないと言われるはずです。

その役割を言っているのは誰なのでしょう?
保育指針?先輩?主任?園長先生?(答えにくい質問ですから、返答はいりませんよ☆)

僕は各地でたくさんの保育園、保育士に出会わせてもらいますが、
とても魅力的に「保育士の役割」をはたしているなぁと感じる園、保育士がいる一方で、誤解だらけの解釈を疑うことなくおこなっている園、保育士も少なくないように思います。(あくまで僕の主観ですが)

ですから、もりたさんが日々答えをとおっしゃるように、目の前の子どもたちがイキイキ育ちの時間を過ごしているかどうかを基準に、常識を疑いつづけ、答えを探し続けていく姿勢が大切なように思います。
むしろ、答えを見つけたと勘違いしている保育士ほど信用ならない保育士はいません。
相手は人間ですからね。
答えなんてないし、だから面白い。

お互いがんばりましょう(^^)
Commented by もりたひとみ at 2014-12-07 20:20 x
コメントありがとうございました。今見ました …>_<…

わたしは、今まで転職していまして、今、5園目の保育園に勤めています。
どこも保育という仕事なのに、違った印象を受けます(笑)
そして、同じ職場でも1年1年、職員のメンバーで保育のやり方が違い、典型的な女性社会、、改めて特殊な職業だなぁと感じています。
そんな中で、子供とどう関わっていけば良いのか、、遊びも、日々成長している子供たちに合わせていく、、

ただ、毎日子供たちのおかげで笑い合える時間があることは本当に贅沢で幸せな仕事です。事務の仕事では味わえません(笑)

大人を笑わすことはハードル高いですが、子供なら!と思うとがんばれますっ^_^

色んな園の様子を見てみたいので、もし、ボランティアでお手伝いできることがあればお知らせ下さい!





Commented by doughnut-official at 2014-12-31 01:01
>もりたさん
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、場所によって、人によって、全然違いますよね。だって、その保育士達も十人十色にそれぞれの育ちを経ての今ですもんね。
だからこそいっそう、一つの答えや正解を作らず、子ども達と共にいつも考え続け、学び続けていけたらと思っています。

ボランティアとのことでしたが、もし興味があれば、プロフィールにアドレスをのせていますので、そちらにメールをお送りください。
2015年も、よろしくお願いいたします(^^)
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