ブログトップ

DONUT WORKSHOP REPORT

donatsu.exblog.jp

「児童館の役割と可能性2」

みなさんこんにちは!
少し久しぶりの更新になってしまいました。

というのもこの一週間は、愛媛県の大型児童館えひめこどもの城さん主催のボランティアスタッフ研修会からはじまり、愛媛県の児童館職員研修会。
そのあとは、栃木県は日光の幼稚園さんにてワークショップ&研修会、さらに宇都宮の保育園さんでのワークショップと、各地各方面の方々にお呼びいただきました。

いつも思っておりますが、本当にみなさんとのご縁一つ一つのおかげです。
ありがとうございますm(#^^#)m

ということで、少しずつ報告していきたいと思います。

まずは愛媛県での研修会のリポートです。
児童館の職員研修は、昨年度やらせていただいた栃木県の児童館職員研修、香川県の児童館職員研修がご好評いただき、今回で三県目となりました。

テーマは
「児童館の役割とこれから」
子ども達の遊びや環境を中心に、普段たくさんの子ども達と関わらせていただいている僕なりの考察と実感、そしてポイントなどをお伝えさせていただきました。

とその前に、今回はそもそもなぜ僕が児童館での研修を担当するのかということについて整理するところからはじめようと思います。

なぜ僕が児童館の研修に呼んでいただくのか。
それは僕が子どもたちに関わるスタンスと児童館の位置づけが近いからのように思います。

僕と児童館の職員さんの共通点。
それは、親ではない、学校の先生でもない、第三の大人ということ。
ワークショップと児童館の共通点は、家庭でも、学校でもない第三の場所ということです。

親(家庭)ではなく先生(学校)でもないというのは、言い換えると、
期待や評価を求められるわけでもなく、自分の意思で近寄ることも離れることもできて、それでいて対等に付き合っていける関係、場所ということです。

親との信頼関係や先生との出会い、学校の学び、大人や仲間の期待というのは子どもたちと大きく育ててくれることでしょう。

でも、子どもたちは、好きな人に思いを寄せる心ももっています。
だからその心は時に、自分の思いよりも大好きな親が喜んでくれる笑顔を見るため、
先生が認めてくれるために、要求に応えるということもするように思います。

それに対して、児童館の職員さんのような対等な大人の存在。
子ども同士だけで対等に遊べる児童館という場所。
つまり、自分の心に素直でいられる存在・場所というのは、
自分を思ってくれる大人の存在と同じくらい大切なように思います。

第三の場所。
第三の大人。

なぜわざわざそんなことを言うのかというと、
それは今の子ども達の環境がアンバランスだからでしょう。

ありきたりの論になってしまいますが、
核家族中心で、さらには防犯・安全のためもあり、子どもの遊ぶ場所・人は管理されることが増えています。
それとは反対に、親の目も・先生の目も届くことなく、それでいて安全な、子どもが子どもらしくいられる場所、時間というのは減っています。
自分らしくいられるスキマの時間、余白の空間が少なくなっているのです。

こうした街の環境を作っているのは大人ですから、
減らした分の環境に対し、新たな環境を提案し、バランスを整えるのも大人の役目なのだと思います。

と、このような思いが児童館の職員さん達の思いと重なるんですね。
そこで、児童館の研修会です。

前半は僕から児童館への提案、後半は先生方の現場での実感を含めて話し合ったり、遊びの実践もふまえながら、進めていきました。
f0148974_16132753.jpg
f0148974_1614109.jpg
f0148974_16142073.jpg

僕からお話しさせていただいた児童館の役割は三つ。
その一つが、
「自分の価値観を実感する場所としての児童館」
ということです。

遊びには正解も、評価もありません。
ただ一つの答えは、「自分」がそれを好きかどうか、興味があるかどうかだけです。
そういう雰囲気を前提に、子ども達は色々な遊びを、自分一人で、または仲間と一緒にやってみて、

これは好き。
これは嫌い。
これは楽しい。
これはつまらない。
これは許せる。
これは許せない。

などと、子どもたちは自分自身の興味関心を実感していくのでしょう。
つまり価値観の自覚です。

家庭でも学校でもない、
期待も評価も答えもない中で、
どこまでもマイペースに、自分自身の価値観を実感できる体験、場所、
そして、それを共感してくれる存在として、
児童館がある。

それは、非常に大切で魅力的な児童館の役割のように思います。

あと二つ伝えさせていただきました
「創造的な遊びの発信地としての児童館」
「子育て観の発信地としての児童館」
については、以前のリポート「児童館の役割と可能性」をあわせてご覧いただければ幸いです。

「たかが遊び場と思われる認識もある中で、もっともっと、子どもの遊びの価値をちゃんと伝えていかなきゃ!」

そう話されている職員さん達がたくさんいらっしゃいました。
そんな先生たちの、子ども達を思う温かな情熱をうけて、僕も心を込めて講師を務めさせていただきました。

新たな仲間たちとの出会いに感謝でいっぱいの二日間。
えひめこどもの城の皆さま、参加してくださったボランティアスタッフ・県内の児童館職員の皆さま、そして素敵なコーディネートをしてくださった石川さま、本当にありがとうございました(*^^*)
f0148974_16161271.jpg

[PR]
by doughnut-official | 2013-05-28 16:16 | 研修会・講演 | Comments(0)
<< 「遠足に何をもっていく?」 「hometown」 >>