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DONUT WORKSHOP REPORT

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「集中の誤解」

今回は子ども達の周りでよく使われている「集中」という言葉について少し書こうと思います。

学校や保育の現場では、次のような言い回しを耳にすることは少なくありません。

「今日は(子どもたちが)話を集中して聞いていた。」
「今日は(子どもたちが)話を集中できなくて聞いていなかった。」

こういうと、
集中している子が良い子のように聞こえるし、集中できていない子はだめなように聞こえます。

でもこの状態、少し言い換えると違う中身が見えてくるように思います。

集中しているというのは、面白いから(興味があるから)です。
集中しないというのは、つまらないから(興味がないから)です。

なので、さっきの様子を面白い、つまらないで言い換えてみます。

「今日は(子どもたちが)面白そうに聞いていた。」
「今日は(子どもたちが)つまらなそうで、聞いていなかった。」

こうすると、がんばるべきは話し手側にあることがわかります。

自分の話や提案がつまらないこと、わかりにくいことを棚にあげて、「子どもが集中できていない」という風に、責任転嫁する大人はけっこう多いと思います。

「集中」という言葉。

自分の未熟さや反省すべき点を、子どもの成長度に置き換えないようにして、注意して使っていきたいものですね。

僕自身もプロとして、相手が聞きたくなるような言葉を、聞きたくなる話し方でつたえられるように、いつも磨きつづけ、学びつづけていきたいと思います。
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by doughnut-official | 2012-08-14 00:15 | コラム・エッセイ | Comments(0)
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