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DONUT WORKSHOP REPORT

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コラム「子どもの熱情・大人の事情」

子どもの熱情・大人の事情

前回のコラムに嬉しいコメントをいただきました。
そこでお返事を書いて送信ボタンをクリックすると、

「文字数が多いので300字カットしてください。」

との画面。
「それじゃ半分以上もカットじゃないか!内容読んでから判断してよね。」
なんてPC相手にぼやきつつ(笑)
番外編で載せることにします。

まずはいただきましたコメントから。

“なんか自分のペット飼いたい”と言いつづける当時3年生の娘。と 大人の考え得る最もなことを並べて何とかその気持ちを阻止しようとする母。 
ある時 急に娘が「ねえママァ もしもイベリコ豚を飼ったらさぁ」
「はぁぁ???」(イベリコ豚はドングリしか食べないスペインの高級豚肉として今や有名ですが…)
「うちにはドングリの木があるからエサ代はタダだよ。」 
「何でイベリコ豚のこと知ってんの?」
「だってママが前そう言ってた。あたし自分の大好きなことは一回聞いただけで全部忘れない!」 
そんな話を娘にしたことなどすっかり忘れていました。彼女が得た知識と純粋な気持ちから出た言葉でした。これには完敗しました。そう、妙に納得してしまうでしょ?
無論、イベリコ豚を飼うことは ありませんでしたが、その話の数ヵ月後 彼女の最愛の友だちとなる子犬をプレゼントしました。
子どもの感覚ってホント型破りで 純粋で 大人が はっと 気付かされる事が多々あります。そして自分も子どもの頃はそんな風に思ってたかもしれないって タイムスリップすることもあります。――と、ヒデさんのWSコラムを見てフッと我に返り思い出しました。ひき続き応援してます!!



このような面白いエピソードをご紹介いただきました。
ということでお返事です。

***
コメントありがとうございます。
娘さんもすごいけど、ハッと気づいたとき、素直に認められるお母さんも素敵だと思います。

そういう場面ってありますよね。
子どもの熱情VS大人の事情。
一見大人のほうが知識も経験も多い分、その判断・見解は正しいように思えるけど、実はなんとなくやりすごしてるだけだったりして。
それに対して、子どもの主張は「魂」というか思いのこもった本気です。
そして子どもにも子どもなりの筋があるから、こちらも本気でいかないと負ける。

僕もお母さんのように素直が一番だと思います。
その筋が通るなら素直に認めればいいし、
その筋が通らないなら、なぜ通らないか、こちらの筋を通す。
思いと思いのやりとり。筋と筋のやりとり。
これがコミュニケーションですよね。

もしこんなとき、親や先生が
「うるさい!だめなものはだめなの!」
と強制終了し、コミュニケーションを放棄するようなやりとりが続いていくならば、
子どももだんだんと自分で判断することをやめていくように思います。
「どうせ真面目に考えても、真面目に聞いてくれないし。だったら言うこと聞いてたほうが楽じゃん。」
って。

いつもハテナと好奇心で
自分なりに世界を理解しようといている子どもたち。
そんな子どもにまちがっても
「自分で考えることに意味がない。」
なんて思わせない、そんな気持ちを味あわせない大人でいたいと思います。

あたし自分の大好きなことは一回聞いただけで全部忘れない!

僕もこのことを忘れないようにしよう。
素敵なコメントをありがとうございました。
これからも応援よろしくお願いします!
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by doughnut-official | 2010-05-14 18:10 | コラム・エッセイ | Comments(5)
Commented by 結城晋平 at 2010-05-17 06:21 x
いつもどうも。
おもしろいのでたまにのぞかせてもらってます。
“子どもの発想ってすごいなあ”という感覚って意外と大人も普通にもっているなと僕は思います。
それを最も感じるのはやはり“恋愛中”でしょう。
「は?」
とハテナでいっぱいの方がたくさんいることでしょう。
でも考えてみてください。
むちゃくちゃいだけど、どこか筋が通っている言葉こそ強烈な感情が伝わってきませんか?
そして、その強烈な“恋愛”はめでたく成就したり、しなかったりとまさに夢のごとしなのです。
自分にイチバン大切なことがやはり最優先なのかもしれませんね。生きる人間として。

『泥舟航紀 -写真家結城晋平実況生中継!-』も是非。
http://d.hatena.ne.jp/yukishimpei
Commented by goichi-aikawa at 2010-05-17 06:32 x
私が子どもによく言ってしまう言葉。「早くしなさい!ママ急いでるんだから!!(…と ここで ほら、やはり大人の事情)」
でもその時のわが子を見てみれば、別に棒立ちになってる訳ではありません。ちゃーんとその子なりの…と言うより 子どもだから故のスピードで作業をきちんとこなしています。  ――で、競り立てておきながら 
そこでばったり知り合いに声を掛けられます。何分も話し込んじゃったりしています。 
「ママァ~ 急いでるんじゃなかったの~ しゃべってないでさぁ~」 
ヒデさんの言う“子どもなりの筋”で一撃! 保育園に通う息子に“負ける”こと しょっちゅうです。
子どもはきっと『大人は矛盾してる』って思いますね。 ……と 感じていながら改められないのも、これまた矛盾ですね。
自分は今どうで、そしてどうありたいのか。確かめる意味で ヒデさんのコラムは特に楽しみです♪♪ 子どもに『自分で考えることに意味がない』なんて気持ちには絶対にさせたくないですね。
ヒデさんと同じ、私も今回も字数がいっぱいいっぱい。今日もご挨拶文もなくスミマセンッ(涙)
“嬉しいコメント”と書いて下さり、とても嬉しかったです (^-^)
Commented by doughnut-official at 2010-05-17 23:02
>晋平さん
コメントありがとうございます!
そう。いつも「子どもの発想は面白い」という言い方をしていますが、正確には
「発想の面白い人が子どもに多い」
だけなんですよね。
「大人になるにつれ、そういった発想や感性が薄れていく」というのは、「発想するときの判断基準、優先順位が変わっていく」ということであって、「大人が持っていない」ということではないと思います。
そんな大人でさえ、「好き」という気持ちばかりはおさえられないということでしょうか☆☆なんだかドリカムの歌のようですね♪
Commented by doughnut-official at 2010-05-19 00:25
>goichiママさん
僕のほうこそ、お返事ありがとうございます。
なんだか本当にありがたいことですね。
ワークショップで子どもたちと関わるだけでなく、
こうして親ごさんとも関わったり、お話ができるということは。

だって僕が話したことでママさんが何かを感じてくださったなら、
きっと今度はそんなママさんに、お子さんが何かを感じますもんね。子育てに僕もチームプレー参加できたのだとすると、それはめちゃくちゃ嬉しいことです。

これからも僕は僕なりの視点から、色々なことをお伝えできたらと思いますので、楽しみにしていてくださいね。
親も学校も、僕のようなあんちゃんも、大人みんなで、子どもの成長を支えていきましょう!!!
Commented by 結城晋平 at 2010-05-20 10:20 x
いいですね♪
やりとりをしているようで、実は個人の“つぶやき”の連続に陥ってしまうことがあまりに多いなかでいろんな方々がリアルな想像を照らし合わせながら思考が展開していくのがブログやホームページの理想のような気がいたします。

Doナツブログのようなやりとりの後で実際に子どもと、大人と関わるときには新しい思考が泉のように湧き出ることでしょう。

それって最高にオモシロイ“学び”だし、最高にいい“仕事”だと思います。

だからもっとコラムが見たいなあ。“実況生中継”でね♪
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