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DONUT WORKSHOP REPORT

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エッセイ「天然」

天然
栃木ツアー中に出会ったあいちゃん(小4)とWSのあと犬の散歩に行くことになりました。
そんな散歩中の話です。

僕がえんせきをひょこひょこ登って歩いていたら

しばらくしたところで
「ねぇ!ひでちゃんってこどもみたいだよね!」

とあいちゃん 。
「なにが?」
全然ピンとこない僕。

「そんなに楽しそうにえんせき登ってさ。それはこどもが大好きなやつなんだよ。それも粘り強くずーっとやってんだもん。あたしが言わないとやめないかなぁと思ったけど、やめなかったね。」

突っこまれてしまいました(笑)
すかさず僕も反撃でします。

「そんなこというけどさ、あいちゃんも好きっしょ?」
「うん!!」

二人で大笑い。
そうして、今度はあいちゃんがこんなことを言い出しました。

「ひでちゃんって天然だね!」

「天然?」

「うん。あたしのクラスなんてほとんど天然の人なんていないよ。あたしがちょっと天然くらい。
ひでちゃんってさ、なんか自分の思うままだな~って感じがするんだよ。嫌なこととかあってもあんまり気にしなそうだし!」

僕だってけっこう色々あるんだぜ、という反論はおいといて、
彼女のいう天然とは「自然体」とか「ありのまま」であることをいっているらしい。

「い~な~!あたしもひでちゃんみたいに天然でいたい」
とあいちゃん。

ハッとする一言でした。
小4で自分の感じてることをここまで言葉にできる人はなかなかいないだろうけど、意識・無意識はともかく、子どもって本当にいろんなことを敏感に感じているんですね。

天然でいたい、自然体でいたい。
10歳なのにアンナチュラルと感じてしまう環境。

その環境を作っているのは確実に大人なのでしょう。

「天然になりたい?そんなの簡単だよ。自分の気持ちに正直にいればいいの。
それでちょっとくらい怒られてもきにすんな。俺だって天然でもちゃんと大人だし、こうやってワークショップの仕事しに栃木まできてるでしょ。」
僕はこたえました。

「ふ~ん」と笑ってうなずくあいちゃん。

犬にひかれて走りだす小さな背中をみて
もっともっと子どもたちが自然体でいられる環境を守れる大人になるぞ!
と強く思うのでした。
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by doughnut-official | 2009-10-28 02:32 | コラム・エッセイ | Comments(0)
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